日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2018年12月25日【報道ステーション】今年最後のスタジオ出演 ありがとうございました!

今日(12/24)が「報道ステーション」の年内最後のスタジオ出演でした。

「報道ステーション」では、いつも僕のやりたいことを好き勝手にスタッフのみなさんに話させていただいているが、、、
(ごめんなさい!)
今回の企画もスタジオ全体を目いっぱい使って、僕の伝えたいことがより視聴者の方に伝わりやすい見事なセットを作っていただいた。
(心からいつもありがとうございます!!)

その年内最後の企画は「錦織圭選手」。

圭にとって、2018年は、右手首を負傷してから約半年ぶりに復帰という大変なシーズンだった。

圭が苦しんでいるのはプレイを見ていても分かったし、
全米オープンのときもフォアハンドがまだ本調子ではないことは、解説でも伝えてきた。

ただ、僕が想像した以上に、不安と葛藤にもがいていたことに驚いた。
あの圭が“イップス”になっていたというのだ。
同じフォームで同じスイングスピードで打っているつもりなのにショットが入らない。
どうしたらいいか分からないという・・・

ただ、思うようにいかない中でも、「バックハンド」と「フットワーク」の強化に努めた。
そして、圭が意識的に変えたもの。それが「ガッツポーズ」だ。
明らかに、試合中に自分を鼓舞するような「ガッツポーズ」の数が増えた。
ネガティブになることが多かったので、なるべくポジティブになるように、
意識的にでもどんどん気持ちを上げていったら、自然とプレイもよくなって、
一つや二つのミスで後悔しなかったり、くじけなかったりしたという。

「バックハンド」「フットワーク」「ガッツポーズ」

怪我を乗り越える過程で、手にしていったこの新たな武器こそ、
2018年後半に世界ランキングが右肩上がりになった理由だろう。
ランキングは一時39位まで落ちたものの、シーズン最後には9位にまで戻ってきてみせたのだから、
奇跡の復活と言っていいと思う。

ただ、2019年、圭の前に現れる新しい壁がある。それが“タフさ”だ。
圭自身も「今の選手の中では、ジョコビッチがいろいろな意味で一番タフ。そんな壁みたいな“タフさ”が自分に必要だ」と言っている。
今年もがき苦しんだ中で手にした“タフさ”もあると思うが、さらなる“タフさ”を手に入れることができれば、さらに上の景色を見ることができる!と僕は信じてる!!

2019年は、“錦織タフ”でお願いします!

怪我をした“体”、フットワークで強化した“体”を“心”で支え、思うようにいかなくなった“技”、バックハンドを強化した“技”を“心”で支えた圭。こんな漢字はありませんが、、、作ってみました。僕はこの言葉を”タフ”と読む! 心技体が揃った”タフさ”で、2019年はさらに進化した圭に会えますように!!