日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2020年01月21日全豪オープンテニス2日目!

昨日は午後からの大雨で順延になった試合が多かったのですが、今日は朝から晴天!空が澄み渡って綺麗な青空の全豪オープンテニス2日目。

男子シングルス1回戦 伊藤竜馬 6-4、6-2,7-5 P.グネスワラン(IND)

竜馬は日本人離れしたパワーを持つ選手。2012年のロンドンオリンピックでは錦織選手、添田選手と日本代表として出場。デ杯の代表選手としても戦っていた竜馬だが、右ひじの手術を受けてから思うようなプレーができず、ケガや病気で苦しい時期を過ごしていた。でも、竜馬は「テニスが好きだ!世界で戦いたい!」そういう思いが人一倍強い選手。困難なことがあっても諦めない心も持っている。その竜馬が、7年ぶりに全豪のコートに戻ってきた!

まるでホームではないか、というほどの日本人で観客客席は溢れかえり、応援も凄かった。

グネスワランは身長の左利き。サーブとフォアが得意な選手だが、そのショットを封じ込めてできるだけラリー戦にもっていき、自分から攻撃していけるようにしたいと試合前に話していた竜馬だが、その戦略通り、ラリー戦でしっかりとポイントを取って相手いら立たせていた。

苦しい時期があったからこそ、自分なりに踏ん張り、そしてメンタル的にもしっかりとやってきたと思えるプレーが試合中に何度もあった。しぶとくそして攻撃的にプレイし、見事7年ぶりに全豪に戻り、1回戦突破の勝利を掴んだ!これまで、支えてくれた家族の皆さんを含め、心から祝福したいです!おめでとうございます!

◆竜馬の武器は体全体をのせて放つストローク「ドラゴンショット」

竜馬の名前からとったドラゴンショット。どこからでもエースを取れるパワーがあるからこそ、トップ選手を撃破することができていた。そのテニスが戻りつつある。

2回戦の相手はN.ジョコビッチ。試合後に竜馬に話を聞く機会があったが、竜馬自身もドロー(組み合わせ)をみて2回戦がジョコビッチとわかった時に「どうしても戦いたい!」と思ったそうだ。そのチャンスがやってくる!

昨年のディフェンディングチャンピオンであり、あのジョコビッチとの対戦は、世界が注目する試合となるでしょう。明日もドラゴンショットで世界中を驚かせてくれ!

女子シングルス1回戦 日比野菜緒4-6,7-6,6-3 P.シューアイ(CHN)

この試合も解説させていただきました。

セカンドセットタイブレーク。劣勢のところから見事カンバック。両方両手打ちのシューアイに対し、緩急を使ったショットを多用し、的を絞らせないプレイが功を奏し、ファイナルセットへ。途中でシューアイ選手が、足を痙攣。最後は動けなくなってしまいました。それだけ、日比野さんが相手を追い込み、メンタル的にも体力を奪っていた証拠!この勢いで勝ち続けて欲しい!

今日は内山靖崇選手、杉田祐一選手、土居美咲選手の試合もあるので、楽しみな1日になりそうです!