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2014年1月のアーカイブ

報道ステーション アイスホッケー女子日本代表~16年ぶりの五輪へ"心の改革"

今回は、アイスホッケー女子日本代表のみなさんを取材させていただきました。

ソチオリンピックには、8チームが出場する予定ですが、その中で日本の順位は一番下。

ただ、実力的に別格と言われている1位のアメリカ、2位のカナダを除いて、

3位以降は、日本を含め、どこが勝ってもおかしくないほど実力が僅差なんです。

 

アイスホッケーは、20分×3ピリオド制で、1チーム6人で戦います。

選手交代の回数に制限はなく、目まぐるしくメンバーが入れ替わります。

というのも、選手が身につける防具はおよそ10キロもあるため、

全力で動けるのは1分程度と言われるほど過酷な競技です。

 

練習を拝見すると、早いスピードで滑る中、選手同士が身体ごとぶつかり合い、

スティックを使ってパックを奪い合うという激しさに恐怖心すら感じるのですが、

当の選手たちは・・・みんな笑顔で何だか楽しそう。

笑顔が印象的な彼女たちの愛称は「スマイルジャパン」。

ところが、このチームが歩んできた道のりは、笑顔とはかけ離れたものでした。

ソルトレーク五輪では最終予選の最終戦で敗退、トリノ五輪でも最終予選最終戦で敗退、

そして、バンクーバー五輪も最終予選最終戦で敗退。 

実に、3度も最終戦の壁に阻まれてきたのです。

 

前回の予選からチームを率いる飯塚祐司監督は、今まで女子アイスホッケーが、

いつもあと一歩のところで切符を手にできなかったのは、「メンタル、気持ちの差」だと思っていたそうです。

そこで、日本が悲願のオリンピックにたどりつくために行ったのが「心の改革」。

メンタルコーチとしてチームに招聘された山家正尚さんがまず指摘したのは、

まさかの「コミュニケーション不足」でした。

コミュニケーション向上のため、メンタルのプロの山家コーチはコミュニケーションを取る場所を強制的に作り、

まずは全員の壁をなくそうということで、全員が1対1に並んで、

お互いの良いところや感謝できることを30秒ずつ全員に言い合うということをしたんだとか。

このことによって、「この人は自分のことをこう思ってくれているんだ」という風に感じるようになって、

そこから一気にチームの雰囲気が変わったそうです。 

さらに行ったのは強化合宿の回数を増やすこと。

2ヵ月に1回だった強化合宿を毎月開催し、元々アルバイトなどをしながら競技を続け、

合宿費を自己負担してきた選手達にとって負担倍増でしたが、

コミュニケーションをより高めるための貴重な場となったのです。

そして、更なる改革としてホッケー王国カナダから招聘したのがカーラ・マクラウドコーチ。

トリノ五輪とバンクーバー五輪、オリンピック2大会連続で金メダルを獲得した大物です。

世界最高峰の技術の注入はもちろんでしたが、カーラコーチが技術以上に伝えたかったのは、

「スマイル」の大切さ。

「笑顔でプレーすれば良い試合ができる」ということ。

後にチームの愛称となったこの言葉を何度も繰り返し口にしてきました。

こうして行われた様々な「心の改革」のおかげで、選手たちの心は、

次第に前向きなものへと変わっていったのです。

 

そして、ついに、去年2月に迎えたソチ五輪の最終予選では、

日本、ノルウェー、スロバキア、デンマークの4チーム総当たり戦。

オリンピックに出場できるのは、1チームだけです。

初戦のノルウェー戦は、奇跡的な逆転勝利を収めましたが、第2戦のスロバキア戦は1点に泣き敗戦。

これで1勝1敗です。

そして、日本は、過去何度も跳ね返されてきた最終戦を迎え、デンマークと対戦。

ただ、そこには、今までとは違った選手たちの表情がありました。

それは、何度も繰り返し心がけてきた「スマイル」。

「勝てる自信はあった」「負けたら・・・なんて誰も考えてなかった」という選手の力強い言葉が印象的でした。

日本は、「スマイル」に負けないくらいの怒涛のゴールラッシュを見せ、終わってみると、結果は5-0と圧勝!

スマイルジャパンは、ついに最終戦の壁を乗り越え、悲願のオリンピック出場を決めたのです。

 

スポーツにおいては、不安があったり、消極的なときに、あえて笑顔を作るということがあります。

スマイルジャパンも、最初は強制的にあえて笑顔を作っていきましたが、

コミュニケーション力が上がっていくにつれて、自分をさらけ出し、

強制的ではない自分からの笑顔を手にしたことによって、最終戦の壁を打ち破れたんだと思いますね。

しんどいときでも、苦しいときでも、常に「スマイル」を心がけて!

スマイルジャパンは、16年前に長野五輪でつかめなかった初勝利、そしてメダルを目指します!

 

くいしん坊!万才 京都編4

和食の真髄を極めた料理人たちがしのぎを削る京都。

その中で、今ひときわ異彩を放つ料理人がいると伺って料亭「木乃婦」へやってきました。

 

まずいただいたのは、冬の代名詞の「蕪蒸し」。

甘鯛の身をまず器に入れて、その上におろした蕪と木クラゲを刻んだものを乗せ、

15分ほど蒸しあげるという手間のかかる一品ですが、

雪をかけたような椀の中は、見た目も美しく、京都の冬のご馳走の中でも格別のものです。

そして、蕪のいい香りとなめらかな口当たりが何とも言えないほど美味しいですね。

いただくと、心がホッとする味です。

 

しかも、こちらの「木乃婦」さんには、この「蕪蒸し」をもっと進化させた「究極の蕪蒸し」があるそうなんです!

見た目は、「究極の同じ」なのですが、口に入れたときに、より甘さが広がっていく感じがします。

それは、蕪をすった後のしぼり汁を凍らして、2度くらいのところに置いておくと、

蕪の持っている糖分だけがポタポタ落ちてくるそうで、その糖分だけを集めて、

蕪をすりおろしたものの中にもう一度戻すという行程が増えているんだとか。

一番甘くて美味しいところを集めて戻すわけですからね。さらに手間がかかります。

一口一口丁寧に味わいたいお料理で、なくなっていくのが本当にもったいない。

まさに、これこそ「究極の蕪蒸し」です!

 

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料亭「木乃婦」 の髙橋拓児さんにご紹介いただきました。

 

【1月25日(土)】松岡修造番組出演のお知らせ

中部日本放送特別番組「チキュウノハテ~星降る砂漠と幻の花園・南米大陸へ~」に、MCとして出演いたします。

チキュウノハテでしか見ることのできない「偶然が重なり合ってうまれた奇跡の光景」とは・・・

自分ではコントロールできない「自然」が相手だからこそ「奇跡」という言葉が出てくるんですね。

自分がロケに行ったつもりで番組をご覧いただければ、

皆さんも何かを見つけたいと思うきっかけになるかもしれません。

ぜひ、ご覧ください!

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【番組名】中部日本放送特別番組「チキュウノハテ~星降る砂漠と幻の花園・南米大陸へ~」(TBSにて全国放送)

【放送日時】2014125日(土) 14001524 (TBS系列にて全国放送)

http://hicbc.com/tv/chikyunohate/index.htm

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また、上記番組のPRとして、同日放送の「王様のブランチ」内の「読書LOVERS」コーナーにもVTR出演いたします。

こちらもぜひお楽しみに!

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【番組名】TBS「王様のブランチ」

【コーナー】読書LOVERS

【放送日時】2014125日(土) 9301040の間のどこか

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報道ステーション モーグル 上村愛子選手~5回目の五輪へ

今回取材させていただいたのは、モーグル日本代表の上村愛子選手、34歳。

1998年の長野五輪で7位、2002年のソルトレーク五輪で6位、

2006年のトリノ五輪で5位、2010年のバンクーバー五輪で4位と、

これまで、一つずつ階段を上がってきて、ソチ五輪は、5回目の出場となります。

 

ただ、今まで実力がありながら、メダルに手が届かなかった愛子さん。

その理由は「気持ちのコントロールがちょっと下手で、心がすこし弱いから」。

「あとほんの小さなピースが欠けているだけ」という愛子さんは、

いつもスタートに立ったとき、W杯や世界選手権では、堂々としていられたんだそうです。

息を吐いても吸っても力も抜けないし、力が満ちている感じで滑っていけた。

ただ、オリンピックのときは、緊張していつもの7割くらいの力しか出せない・・・

このメンタルの弱さを特に痛感したのが、前回のバンクーバー五輪。

2007年~2008年W杯種目別年間優勝、2009年世界選手権金メダルという輝かしい実績を引っ提げての出場で、

このオリンピックでも金メダル候補と見られていました。

しかし、結果は4位。

メダルにあと1歩届かず、集大成として挑んだオリンピックを終えて、愛子さんは休養を宣言。

正直、バンクーバーが終わったとき、僕は、愛子さんは絶対に競技を辞めると思っていたんです。

でも、この4年間で愛子さんの心を変えるきっかけがあったんですね。

それは、トリノ五輪アルペンスキー4位入賞の皆川賢太郎さんとの結婚生活。

バンクーバー五輪からちょうど1年くらい経ったとき、賢太郎さんが言った何気ない言葉が、

愛子さんの心を大きく揺り動かしたんだそうです。

それは、賢太郎さんとお友達の3人でコブを滑る機会があったときに、

「やっぱり愛子はモーグル滑るのが上手いな。何でそんなに弾かれないの?

何でそんなに柔らかく降りられるの?」と言ってもらったこと。

そのときに、「人に褒められるのって、純粋にすごく楽しいことだな」と思ったそうです。

「こんな技術を自分は持っているのに、しかもケガもしてなくて、

気持ちが前に向かないだけで、やめようかどうしようかと考えていたので

もしやれる環境もあって、やれる身体もあって、あと気持ちが乗れば、

やればいいじゃない」という気持ちになったという愛子さん。

 

さらに、愛子さんは結婚生活を送る中で、賢太郎さんからあることに気づかされたと言います。

それは、自分の周りの人たちと良い繋がりをもち、共有することの心地よさ。

結婚する前は、一人でいることに慣れすぎていて、一人の空間で集中するのがすごく好きだったそうです。

そうじゃないと集中できない。さらには、強くなるためには他人を必要としちゃいけない。

甘えちゃいけないとまで思い、自分で勝手にバリアを張って一人になっていたんだとか。

でも賢太郎さんは違ったんですね。

「賢太郎さんは周りが見えている人で、自分のチームの人たちとすごくいい関係を築いていて、

いつも笑顔でご飯を食べたりする一方、滑るときは「自分の仕事はこれだ!」って集中してやる。

そのことが、うらやましいなと思った」そうです。

 

2011年4月、1年のブランクを経て競技に復帰し、オリンピックに再挑戦。

そこには、以前とは違う愛子さんの姿がありました。

練習でも、後輩の男子選手に積極的にアドバイスをもらったり、反省会したり、

さらには、フィンランドW杯開幕戦という緊張感が高まるはずの試合当日でも、愛子さんスマイル全開です!

今まで一人で集中していた愛子さんには、見られなかった光景ですよね。

 

何が一番変わってきているか聞いてみると、

「緊張が楽になっている。緊張しないですね。今ほとんど。」という答えが返ってきました。

良い集中ができているということですよね。

今がスゴい楽しいという愛子さんは、かつてない心の強さを感じています。

そして、仕上がってきたのは心だけではありません。

身体もまた4年前とは見違えるほど大きくなっていました。

心も身体もすべてがパワーアップして迎えたオリンピックシーズン。

先月開催されたW杯開幕戦では、オリンピックでのライバルも揃う中、見事銅メダルを獲得!

あと少しと迫ったソチオリンピックでも堂々のメダル候補です。

 

僕はどうしても超応援すると思うんですよ、愛子さんに対しては。

でも、そこは正しい応援でありたいですね。

「メダルに繋がる滑りができるといいなと見守ってもらえたらありがたい。」という愛子さんの

「自分を信じる想い」を、僕も現地で心から応援しますよ。 

 

今まで愛子さんにインタビューして感じていたのは、凄く真面目だからこそ、

どうしても深刻に捉えてしまっているということだったのですが、

今回の取材では、前向きな愛子さんの「真剣さ」がすごく伝わってきたので、

出てくる言葉もすべてプラスなものばかり。

そして、スゴく良い表情をしていたので、僕もうれしくなりましたね。

賢太郎さんの心の広さで、大事なことに気づいた愛子さん。

「欠けていた最後のピースがはまった」愛子さんは、ソチ五輪で彼女の本当の力が出し切れると思います!

 

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くいしん坊!万才 京都編3

今回は、京都の料理研究家の杉本節子さんにおばんざいを作っていただきました。

「おばんざい」とは、京都の家庭料理で、夕飯のおかずのことを言うそうです。

 

まずいただいたのは「棒鱈と海老芋の炊いたん」という料理で、

水で戻した「棒鱈」と、京都の伝統野菜である「海老芋」を炊き合わせたもの。

これは「であいもん」と言って、海と山のものが出会って、

お互いがとてもおいしい味に煮合わせられるそうです。

海老芋の口の中でまとわりつく感覚がすごくいいですね。

とにかくやさしくて、心がホッとする味です。

棒鱈は、ずっと噛んでいたいと思うくらい、噛めば噛むほど味が出てくるからスゴい!

 

もう一品は、「おこうこの炊いたん」。

「おこうこ」とは、たくあんのことで、酸っぱくなったたくあんを

お酒やしょうゆ、鷹の爪で炊きなおした料理だそうです。

もっと塩辛い味を想像していましたが、さっぱりしていて、病みつきになるおいしさですね、これは。

いやー本当においしい!

 

作っていただいた杉本さんの想いを感じられる料理ばかりでした。

心のこもった料理をありがとうございました。

 

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京都の料理研究家で、おばんざい料理研究の第一人者、杉本節子さんに料理を作っていただきました。

棒鱈(干した真鱈)と海老芋(写真右)
 

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「棒鱈と海老芋の炊いたん」(写真左)、「おこうこの炊いたん」(写真右)
 

報道ステーション テニス 錦織圭選手~知られざる苦悩を乗り越え"ニュー圭"誕生の予感

今月13日に開幕したテニスの全豪オープン。

もちろん、錦織圭選手も第16シード選手として出場しています。

今季ツアーの初戦となるブリスベン国際大会では、ベスト4進出と好調のスタートを切った錦織選手ですが、

実は、昨年大きな壁にぶつかっていたそうです。それは「トップ10入り」というプレッシャーの壁。

ただ、一つの試合、一つのきっかけによって前に進むことができた。

新しい錦織圭、「ニュー圭」の誕生です!

 

3年前の2011年、錦織選手が初めて口にした「トップ10入りが自分の中でも見えてきた」という言葉。

以来、常にこの言葉を繰り返してきました。「まずトップ10に入るのがひとつの目標」と。

そして去年は、日本のテニス界にとっても、これまで想像すらできなかった未知の領域に、あと一歩まで迫りました。

4大大会の全豪オープン、そして全仏オープンと2大会連続でベスト16に入り、

世界ランキングはついに11位まで上昇したのです!

 

ところが、誰の目にも順風満帆に見えたその裏側で、錦織選手は人知れず苦しんでいたそうです。

トップ10にこだわりすぎて、そのことで考えすぎていた時期があったんだとか。

僕が現役時代に絶対しないようにしていたのは、「ランキングを見ること」。

それは、ランキングを見てしまうと、来週負けると、この選手に抜かれてしまうなとか考えて、

目の前の試合に集中できなくなってしまうから。

昔はほとんどランキングを見ることはなかったそうですが、

最近は、この大会で自分がここまで行けばトップ10に入るとか、

ランキングがいくつ上がるだとか、気にするようになってしまった。

そして、「トップ10に入る」という周りからの期待と、自分もそこを見ようとしたことが、マイナスに働いてしまい、

自分自身を苦しめすぎて、目の前の試合に勝つ!となかなか思えなかったそうです。

その結果、全米オープンは格下の選手にまさかの1回戦ストレート負け。

僕も目の前で見ていましたが、本来の錦織選手のプレーが全然できていなかった。

このとき、精神的に相当追い詰められたんだなと感じましたね。

 

全米オープンでの惨敗から2週間後、日本に帰国した錦織選手が、

どん底の状態のまま迎えたのが、「国別対抗戦デビス杯 日本vsコロンビア」です。

「デ杯ですべてが180度変わりました。デ杯は、国別対抗なので、

モチベーションが嫌でも上がる、それに懸けてみようと思っていた」と言います。

しかも、このデ杯は、日本がワールドグループ(世界上位16ヵ国)に昇格できるかどうかが決まる大事な一戦。

僕も出場したことがありますが、デ杯はグランドスラムとはまた違い、

国の代表として戦うので、相当プレッシャーがかかるんです。

ただ、ここでの錦織選手のプレーは、全米オープンのものとはまったく違った。

全米オープンでは追うことすら諦めていたボールにくらいつき、相手のミスを誘う。

そして、日本は見事デビスカップワールドグループ昇格を決めたんです!

 

「この試合は負けられない」「絶対勝つ」と思えたところが一番のキッカケだった。

どのショットも臆することなく打っていけたし、ミスをしてもポジティブにしっかり自分の強い気持ちを持って戦えたという錦織選手。

人知れず抱えていた、「プレッシャー」という大きな壁を乗り越えたのです。

そして迎えた2014年。錦織選手が口にしたのは、「トップ10ではなく、トップ5以上に入っていくことがこれからの目標」ということ。さらに、トップ3に入るためには、自分のテニスも少しずつ変えていく必要があると。

 

2014年は、気持ちも動きも前向き、攻撃的で、新しい錦織圭が見られる年だと思いましたね。

しかも、今年は「チームケイ」に新しいコーチが加わりました。

自己最高世界ランキング2位、全仏オープンでは史上最年少で優勝したマイケル・チャン選手です。

彼の良さは「戦略家」で、とにかく「メンタルが強い」といこと。

その2つが錦織選手の中に注入されたら、トップ3入りが近づいてくると思いますね。

今年、進化した圭が見られるかと思うと、楽しみで仕方ありません!

 

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くいしん坊!万才 京都編2

京都の洛北、上賀茂神社の周辺では、名物の「すぐき」を漬け込む風景が今も残っています。

 

収穫されたすぐき菜は、1本1本丁寧に包丁で皮をむいて面取りしてから大樽に漬け、

次の日に水を切って小樽へ移し、さらに水を切っては上の層に新たなすぐき菜を漬ける、

という手間のかかる「すぐきの漬物」。

漬け始めからできあがりまで、約3週間もかかるそうです。

また、その漬け方がユニークで、長さ3~4mの丸太ん棒の先端に重石を吊るし、

テコの原理を応用したこの地特有の天秤式重石がセットされているのですが、

重点が日々変わるため熟練の技が必要だそうで、手間+技の結晶ですね。

 

「すぐきの漬物」は、見た目の色がきれい!

酸味とすぐきの甘さが相まっておいしいです。

この酸味はどこからくるのか伺うと、40度前後に温められた室(むろ)に1週間ほど入れることで、

乳酸発酵しているため、この特有の酸味が出てくるそうです。

「刻みすぐきとじゃこ和え」は、つけ上がった蕪と葉を細かく刻んでじゃこと和えたものを

ごはんにのっけていただくのですが、やはり特徴の酸味が最初に口に広がるのですが、

かんでいくと、じゃこの甘味も出てきてごはんが進みます。

 

手間のかかる料理ですから、丹念に漬けこまれた「すぐき」をいただくとみなさんの顔を思い出します。

ありがとうございました。

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森永ミルクココア「ココアを飲んで頑張れ、受験生!」イベントに参加!

1月9日(木)、僕がイメージキャラクターをつとめる森永ミルクココアのイベントが行なわれ、

大学受験を控える受験生33人に熱血授業を行いました。

大学受験は、人生の中でも大きなできごとですから、緊張するのは当たり前。本気の証拠です!

そんな本気で受験に向き合っているみなさんから、僕も元気をもらいました!

頑張っている皆さんは既に合格です。おめでとう!

そして、森永ミルクココアを飲んで、受験シーズンを無事に笑顔で乗り切りましょう!!

 

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報道ステーション ノルディック複合 渡部暁斗選手~独自の滑りでメダル獲得へ

残すところあと1ヵ月と迫ったソチオリンピック!

日本人選手の活躍が期待されますが、その中でも今回メダル候補として取材させていただいたのは、

ノルディック複合の渡部暁斗選手、25歳。

 

ノルディック複合とは、まず、ジャンプを行い、成績の良かった順からクロスカントリー10キロを滑る競技なのですが、渡部さんは、今シーズン、ワールドカップを6戦戦って、4回表彰台にあがり、昨シーズンの年間総合ランキングは3位と世界トップクラスの実力の持ち主です。

 

そして、その成績にはある特徴があり、表彰台に立った大会をみてみると、

すべてクロスカントリーで順位を上げているんです!

従来、日本人選手が苦手としてきたクロスカントリーですが、

渡部さんはなぜこんなに強いのか、そのヒミツを伺いました。

すると、その答えに驚いたのですが「力を使っていないということ」。

「スキーは体重が乗っているときにスーッと滑っていくので、それには力がいらない。

他の選手が「グーグー」と力を使って走っている間に、

渡部さんが「スースー」と力を使わずに同じスピードが出せれば、

力をためていられる、要は「エコな走り」ができる」んだそうです。

そんな走りを見て周りの人から「ホバークラフト」と言われたりするんだとか。

「ホバークラフト」は、空気の力で宙に浮き、水上や陸上を走る乗り物ですが、

渡部さんの滑りも「スースー」とスムーズ。

筋力ではなく体重移動で進むので、スタミナのロスも抑えられますね。

 

でも、渡部さんがこの独自の滑りをどうやって身につけたのか気になりますよね?

それは、「スラックライン」と呼ばれる、綱渡りのようなもので、

5cmほどの帯の上を15m渡るアメリカ発祥のスポーツをやっているからだとか。

僕も挑戦させていただいたのですが、いやいやムリムリ。

帯の上に乗るだけで左右に大きく揺れて、まったく安定しません。

ところが、渡部さんは信じられないくらい簡単に進んでいきます。そして難なくゴール!

一見ノルディック複合とはまったく関係ないように思うのですが、かなり揺れて安定しない足場は、

スキーに乗るときのポジションを確認するのにすごく役に立つんだそうです。

渡部さんは、このスラックラインに長いスキーだと思って乗る感覚なんだとか。

この感覚こそ、ホバークラフトのような滑りには欠かせないものなのですね。

 

今では世界トップクラスの実力を誇る渡部さんですが、実はクロスカントリーが好きではなかったと言うんです。

スキーが盛んな長野県白馬村の出身の渡部さんは、お母様につれられて、

1998年に開催された長野オリンピックのジャンプの団体戦を見たそうです。

みなさんもご存知のように、日本のジャンプ団体は金メダルを獲得しましたね。本当にすごかった。

当時9歳だった渡部さんにとって、それは衝撃の体験で、

「ぎゅうぎゅう詰めで人がすごかった。声とか勢いみたいなものを体感して、

それがすごいインパクトがあって、それでやる気スイッチが入った」んだそうです。

もちろん、小学生の頃の憧れは「ジャンパー」だったそうですが、長野県に生まれた選手たちは、

中学校に上がると自動的に複合をやらないといけないそうなんです。

それで、クロスカントリーを始めたそうですが、最初は走るのが嫌だったという渡部さんの気持ちとは裏腹に、評価されたのはクロスカントリーの方。

そして、2006年のトリノオリンピックには、17歳で代表に抜擢され、

その4年後には、メダル候補としてバンクーバーにも出場しましたが、表彰台には遠く及ばず・・・

その当時、口では「メダルを獲りたい」と言っていましたが、

何となく実力がないというのは自分でも分かっていたという渡部さん。

実力がないのに、メダルを獲りたいと言わないといけないのが少し苦しかったそうですが、

ただ、ソチオリンピックに対しては「次は絶対にメダルを獲る」と思ったそうです。

 

そして、自分と真摯に向き合い、さらに上を目指して練習を重ねて迎えた今シーズン。

渡部さんはさらなる進化に挑んでいました。それは「ラストスパート」。

「自分のMAXスピードをさらにワンステップ上げる」という目標のためにやったことは、

今まで「スー」っと滑っていたスキーをグッと自分から滑らせていくということ。

「ホバークラフト暁斗」の最後はいったい何になるのか聞いてみると、「四駆」になるとの答えが!

「ホバークラフト」で体力を温存し、最後は「四駆」でスパート!!

そして、先月のワールドカップ第5戦でも、この新しい滑りの可能性を十分に見せました。

未だかつて日本の複合選手が個人戦で「金メダル」を獲ったことはない。

その「金メダル」をどうしても獲りたいという渡部さんの強い意志を感じましたね。

 

渡部さんのことは、トリノオリンピックのときから取材させていただいていますが、本当に強くなりました。

今回の取材の中で、渡部さんがこだわっていることがあると伺いました。

それは、「最初から先頭に立って周りを引っ張っていって、最後まで逃げ切って勝つ」ということ。

そうすることによって「渡部に負けた」と周りから言われたいそうです。

本来は後ろについて行った方が、前の選手が風除けにもなりますし、有利だと思うのですが、

正々堂々と戦いたいという気持ちから、今シーズンはこのことにこだわってやっているんだとか。

ただ、「オリンピックはどうするんですか?」と聞いてみると

「オリンピックは別。何が何でも、どんなことをしても、金メダルを獲りにいく」という力強い答えが返ってきました。

スゴイ戦いになると思いますね。今から楽しみで仕方ありません。

 

くいしん坊!万才 京都編1

2014年、今年の「くいしん坊」の旅は、京都からスタートします!

和食が、ユネスコ世界無形文化遺産に登録されたことで、ますます注目を集める京都の食文化。

今回は、藤田さんのお宅におじゃまして、京都の町家のお正月料理をごちそうになります。

 

まずいただいたのは、「大福茶」。

小梅と結び昆布が入っているこのお茶を、「お祝いやす」と言って飲み、お屠蘇を3回で注いで飲み干します。

そして、驚いたのが「白味噌の雑煮」。

なんせ見た目のインパクトとボリュームがすごいんです!

お餅が見えないほど特大の里芋が入っていて、お椀のフタもしまりません。

このお雑煮に入っているのは、「頭芋」と呼ばれる里芋の親芋で、

「人のカシラに立つ人間になれるように、人から信頼される人になるように」

という願いが込められているんだとか。実に豪快な料理ですね。

そして、「ハマグリの潮汁」や、「三種の肴」といって、

叩きごぼう、数の子、ごまめが入っている料理など、その品数も豊富です。

その中でも、一番目を引くのが、豪華な尾頭付きの鯛の姿焼き!

一番食べるのを楽しみにしていたのですが・・・これは「にらみ鯛」と言って、

なんとお正月の三が日は食べられないんだとか・・・本当に驚きました。

 

驚きの連続の京都の町屋のお正月料理でしたが、貴重な経験をさせていただきました。

ありがとうございました。

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