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コラム

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2015年1月のアーカイブ

【全豪オープン13日目】女子シングルス決勝 セレナ・ウイリアムズ選手優勝!

◆女子シングルス決勝 / 
セレナ・ウイリアムズ選手 6-3, 7-6 マリア・シャラポワ選手

 

女子は、カモ~ン合戦!

こんなバトルがあるのかというくらい凄まじいショット。

ストロークではない、まるでスマッシュ合戦だった。

永遠に終わってほしくないくらい魅力のある女子決勝でした。

今後、より女子テニスに注目していきたいと思えた全豪でした!

 

優勝セレモニーが終わってから、セレナ選手がWOWOWのスタジオに来てくれました。

嬉しさを体全体で表現しながら…優勝カップとともに。

僕も彼女の隣で質問をさせてもらいましたが、

彼女がテニスにかける想いというのをあらためて近くで感じましたね。
 

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優勝トロフィーと一緒に、WOWOWのスタジオにセレナ・ウイリアムズ選手が来てくれました。

踊りながら入って来たのにはびっくり!

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ボールにサインを書いてくれました。これがセレナ・ウイリアムズのサイン!
 

【全豪オープン13日目】車いすテニス男子・女子シングルス決勝

◆車いすテニス女子シングルス決勝 / 
上地結衣選手 3-6,5-7 イスケ・グリフィオン選手(NED)

 

上地さんの相手イスケ・グリフィオン選手の出来は素晴らしかった!

スライス、そしてフラット系のパワーあるフォアハンドは強烈だった。

ストレートで一方的な試合になりそうなところから、カムバックしセットポイントまで追いついた上地さん

だからこそ、悔しさも残る準優勝だったと思う。

スピーチではしっかりと英語で思いを伝えていた上地さん。
まさに世界のアスリートだと感じました。


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◆車いすテニス男子シングルス決勝 / 
国枝慎吾選手 6-2,6-2 ステファン・ウッデ選手(FRA)

 

国枝さんは強かった。メンタル、技術、体力、すべてにおいて相手のウッデ選手よりも上だった。

準決勝でフェルナンデス選手を破ったことがとにかく大きかったと思う。

 

全豪では負けなし。とんでもない記録だ。

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試合後、話を聞くことができたのだが、何度も試合中、心が弱くなる時があるそうだ。

その度にラケットに書いてある「俺は最強だ!」という言葉を見ては、「そうだ!俺は最強なんだ!」と

自分に言い聞かせてピンチを乗り越えた場面がたくさんあったと話してくれた。

 

日本テニス選手は僕を筆頭に、メンタルがよく弱いと言われる。

日本人だから・・・

とんでもない、日本には世界一のメンタルを持っている国枝慎吾がいる!

 

だかこそ、学ぼう世界一の精神力を!

 

おめでとう 国枝さん、そして ありがとう 上地さん!
 

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◆男子ジュニア決勝 / ローマン・サフュリン(RUS) 7-5,7-6 ホン・ソンチャン(KOR)


男子ジュニア決勝。なんとセンターコートで行われていた。

アジア勢韓国のホン・ソンチャン選手が戦っている姿は、
同じアジア勢にとって勇気を与えてくれる。

間違いなく彼は、圭を目指して、これから伸びてくる選手になるだろう。

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【全豪オープン12日目】全豪オープンテニス 車いすテニス女子ダブルス決勝

全豪オープンテニス 車いすテニス女子ダブルス決勝

Y.kamiji & J.Whiley  4-6,6-4,7-5 J.Griffioen & A.Van Koot

 

3時間21分の激闘の末、上地 結衣選手とジョーダン・ワイリー選手組が優勝しました!

1-1で迎えたファイナルセット、両ペアとも譲らないゲームが続きましたが、最後の最後まで

激戦でしたが、最後は上地選手ペアが勝ち切りました。

いや~凄いです!!
 

20時頃試合が終わり、明日の13時から決勝を戦います。

しっかり疲れをとって明日も前を向いて進んでいこう!

 

・・・次試合は、車いす男子ダブルス決勝、国枝選手登場です!

 

S.Kunieda & S.Houdet 6-2,6-1 G.Reid & G.Fernandez

 

国枝選手、ステファン・ウッデ組はダブルス第1シードだけあって圧勝でしたね。

言うことないです!見事な勝ち方でした。

でも、今日の味方は明日の敵?

明日の車いす男子決勝、国枝選手と戦うのは、なんとステファン・ウッデ選手なんです。

 

男女で単・複優勝の可能性が見えてきました!

 


男子準決勝、ノバク・ジョコビッチvsスタン・ワウリンカ

 

7-6,3-6,6-4,4-6,6-0

 

ものすごい試合でした。

 

昨日のマレーとベルディヒの準決勝の戦いといい、こんな凄い、とんでもないところで

圭は戦っているんだと思うと、あらためて圭の凄さを実感しました。

 

日曜日、ジョコビッチvsマレー決勝戦。

 

きっと激戦となるでしょう!

 

楽しみです。


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【全豪オープン11日目】車いすテニス 国枝慎吾選手、上地結衣選手ともに単複決勝進出!


残念ながら、錦織選手は昨日敗退してしまいましたが、
日本には、まだ国枝慎吾選手がいる!上地結衣選手がいる!!

今大会の車いすテニス部門でともに第1シードの二人は、

今日行われたシングルス&ダブルスの準決勝で勝利し、見事単複両方での決勝進出を決めました!

 

国枝慎吾選手のシングルス準決勝の相手は、若手の成長株、21歳のグスタボ・フェルナンデス選手(アルゼンチン)。

第1セットは、フェルナンデス選手のバックハンドに苦しめられ、タイブレークの末落としてしまいましたが・・・ここからがスゴい!

第2セット、第3セットは、6-1、6-2で取り、まずはシングルスで決勝進出。

その後行われたダブルスの準決勝でも、6-1、6-0のストレートで勝ち、決勝進出です。

世界ランキングNo.1のメンタルは、本当にタフです。絶対にあきらめない!!

国枝選手は、現在、全豪オープン単複ともに2連覇中。

全豪オープンだけでも、今までシングルス7勝、ダブルス8勝という、まさに世界ナンバーワンの選手です!

 

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上地結衣選手も、シングルス準決勝で、サビーネ・エラルブロック選手(ドイツ)を6-2 6-1で破り、2年連続2度目の決勝進出!
そして、ダブルス準決勝も、6-4、6-3のストレートで勝ち、こちらも決勝進出です!!


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単複、そして男女ともに、日本人選手優勝の可能性も見えてきました!

みなさんの応援よろしくお願いいたします!!

【全豪オープン10日目】錦織圭選手 準々決勝

 

全豪オープン準々決勝。  

 

そろそろ始まろうとしている。

先ほど錦織選手の試合前の練習を見ている中、ある言葉が頭から離れなかった。

大会前から圭とワウリンカに対して言われ続けていた二文字。

 

優勝

 

この言葉が今日の試合のキーポイントになると!

優勝の二文字が二人の心、メンタルにどう左右されるのか?

 

ワウリンカ…昨年の全豪ディフェンディングチャンピオン。

優勝しないと確実に多くのポイントを失う。ラインキングも落ちる。

そして一番の壁、天敵 圭。とんでもないプレッシャーが襲いかかる中でのプレイになるであろう。

「優勝しなければいけない…」これほどきついものはない。

 

圭…優勝候補。何度もささやかれた今大会。

その周りからのプレッシャーにすでに打ち勝ったと僕は思っている。

フェレール戦以外の1,2,3回戦、いつもの圭ではなかった。

僕に“平常心でプレイできなかった”と語っていた。この試合は違う。

“挑戦者のつもりで戦える”と圭が言っていた通り、圭にも相当のプレッシャーがかかっているのは明らかだ。

 

どちらにせよ、この対決は・・・

 

れた選手がつ!

 

その選手はどっちだ!

さあ、これからセンターコートのWOWOW解説ブースに行ってきます!

 

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・・・・・2時間4分後・・・・・

 

今日、れていたのはワウリンカだっだ。

 

錦織圭 世界5位 3-6,4-6,6-7(6-8) スタン・ワウリンカ 世界4位

 

ワウリンカの圧勝だった。

想像できない内容だった。それほどスコアはワンサイドだった。

 

今、試合後、圭のインタビューをさせてもらって戻ってきたところ。

錦織圭選手の 2015年の全豪オープンが終わりました。

皆さん、ちょっと待っていただけますか・・・敗戦の悔しさが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お待ちいただいてありがとうございます。申し訳ありません。

今日は簡潔に書きます。

 

の動きが明らかに硬かった

だから一番の武器。相手のショットを予測する、読むことができていなかった。

錦織選手はどう感じていたのだろう?

 

「最初全く読めませんでした。サーブもどちらに来るかわからない。そしてストロークも本当に重かった

 

圭は、僕が思っている以上にワウリンカのショットを脅威として感じていたのだ。

 

ただ、チャンスはあった。

 

・第1セット  3-5 ワウリンカサーブ  15-30

・第2セット  4-5 ワウリンカサーブ  15-40

・第3セット  2-0 ブレーク 完全に圭のペース

・第3セット  タイブレーク 1-6から挽回6-6

 

あのポイントをとっていれば…悔しい

 

 

 

 

心が乱れている自分。落ち着く時間が必要だ・・・

たられば”はやめよう!

 

まず、全豪オープンチャンピオンのワウリンカを褒めさせてください。

 

リベンジ魂!

 

このメンタルはすごかった。
最もメンタルの波があるワウリンカは終始闘志を絶やさなかった。素晴らしかった。
昨年の全米オープンで敗れた悔しさをすべてぶつけた。強かった。

ファーストサーブの強さ確率の高さ。そしてストロークの重さ深さ

 

圭は、試合中に自分のテニスを見つけることができなかった。

 

でもね~~~皆さんよ~~~く考えてみてください。

全豪オープン、グランドスラムで日本人がベスト8進出。

とんでもなくすごいこと。相手が今日は強かった。よく頑張りました・・・・と言いたい。

 

でも嘘はつけません。

 

圭ならできる、圭なら勝てた。

 

本気でそう思っています。そして偉そうに言って申し訳ありませんが、世界のテニスを見てきている自分の意見は間違っていないと思います。

 

では何がそうさせなかったのか・・・

 

グランドスラムベスト8からでてくる雰囲気、そして相手の気迫に敗れた。圭は・・・

 

「グランドスラム2週目は本当にタフですね。挑戦者の気持ちでコートに入ったし、テニスもよかった。なのに…こういう舞台で勝てる選手になりたい。強くなりたいです。

 

挑戦者が挑戦者として戦えなかった。挑み続けることができなかった・・・

 

圭は誰よりも今日の試合の悔しさを感じている。
そして、絶対に勝てたと信じているマイケル・チャンコーチから、夢へ向かっていくための辛いミーティングがこれから待っている。

 

僕は思う圭が必要こと。

 

テニスは上手くならなくていい、もう十分上手いのだから。しかし、タフにならなければいけない!

 

圭のテニスはすでにそこにある。

後は、グランドスラムという夢の舞台で、何があっても自分のテニスを、そして自分らしさを出せるメンタル、タフさを身に着けること!

 

圭ならできるぞ!

 

日本の皆さんも、そして世界のファンも圭ができると信じてる!

 

圭。ベスト8、あえておめでとう!とは言いません。

 

でも、お礼を言わせてください。

2週間ありがとう!世界のテニスを、タフさを学ばせてくれてありがとう!

 

 

 

ちょっと待った。俺の全豪オープンはまだ終わっていないんだ!

 

WOWOWさんでこの全豪オープンの凄さ、テニスの魅力を伝えきるぞ!

 

さあ、みんな全豪オープンでWOWOWしよう!
 

 

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【全豪オープン9日目】錦織圭選手 ワウリンカ戦に向けて

 

全豪オープン準々決勝。8名の選手の中に KEI NISHIKORI の名前がある。

日本人としてこれほど誇らしいことはない。

 

「ん~~~、おめでとうじゃないですね。」

 

この言葉は、2012年の全豪オープンで、圭がグランドスラム大会で初めてベスト8まで進出し、その後帰国した時に僕がインタビューした時の最初の言葉だ。

僕が最初に「圭、これはおめでとう!ですか?」と質問した時の答え。

あれから3年。圭の目指している場所はただひとつ、優勝

 

頂点までいよいよ3つ

 

対戦相手は スタン・ワウリンカ(スイス)世界ランキング4位。

全豪オープン、昨年のディフェンディングチャンピオンだ!

 

このカード、皆さんの記憶にも新しいと思うが、昨年全米オープン準々決勝の再現となる。

 

実は昨晩、DVDでその全米での戦いを見返してみたのだが、まさに世界最高峰のストローク合戦だった!

 

重いボールのワウリンカに対し、圭はコンパクトに強打し続けていた。

やっぱりワウリンカはすごいパワーだ!

最初から圭は追いつめられていた。いきなりブレークされワンサイドの展開に。

間違いなく、ワウリンカが圭を振り回しているポイントが多かった。

本当によくぞ勝利したと感じた内容。すでに終わっている試合にもかかわらず、WOWOWっと興奮?!

 

あれから半年。2人の対戦はない。

 

でも、ワウリンカは知らない。圭が変わっていることを。

2014年、圭は一年間の飛躍を一文字で表現した。

“変”

2014年は最も圭自身が変化し、変わった年だった。

実は圭、ワウリンカ戦についてよくこう言っている。

“あの全米のワウリンカ戦で大きな自信を得ることができた。自分のテニスを作り上げることができた。”

 

その“変”を一番感じることになるのが、ワウリンカなのだ!

 

◇変1 サーブの強化

ファーストサーブのフォームを変え、よりスピードが加わった。

ここまでの全豪での戦いの中でもノータッチエースが炸裂。200キロも越えた。

 

◇変2 コートの内側に入って主導権を持ち続ける圭にしかできない最新テニス

相手に“時間”を与えない。そして振り回し続ける。

世界で誰も真似できないテニスであり、誰もが憧れるテニスを確立した。

 

◇変3 自信

選手が自信をつけると変わる。心も体もそしてテニスも。

全米オープンでワウリンカからいただいたその自信を、ついにワウリンカが体感することになる。

 

◇変4 周りの評価

世界ランキング、圭は5位、ワウリンカは4位。圭より上である。

しかし周りは思っている。圭は今最も勢いのある真の優勝候補者だと。

世界中の圭ファンの応援パワーを圭もワウリンカも感じることになる。

 

◇変5 スーパーゾーン!

ATPワールドツアーファイナルズ、対D.フェレール戦で生まれたテニス。

いつもの低い姿勢ではなく、軽く突っ立ったままで、ラケットを振り切れば全部入る。

もっとも力が抜けた状態で攻撃し続ける圭にとって理想のテニス。

全豪オープンではまだスーパーゾーンに入っていない。この試合まで隠していたのでは?

 

◇変6 現地でWOWOWで松岡修造が解説…かも?

これだけはマイナスになる可能性が…

 

ワウリンカは、知っている。この勝負が自分のテニス人生においてどれだけ大きな試合になるかを。

なぜなら圭に負けることになると・・・世界ナンバー1の夢が遠のいていく。

そして、ディフェンディングチャンピオン、優勝しない限りはポイントが減る。

間違いなくランキングは、圭に抜かれることになる。

 

一方、

 

「もうここまで来たら変なプレッシャーはなく、挑戦者の気持ちで戦える」と語っている。

ただ、世界中の視線が一気に集まる戦い、色々なことが頭を過る試合になるのは間違いない。

だからこの試合、圭にこの言葉を送りたい。

 

考えろ!考えるな!

 

ワウリンカは世界一の片手打ちバックハンドの持ち主。

そしてそのバックから放たれるストレートはプレミアものだ。

誰も手がつけられない。圭はそのバックに苦しむことになるだろう。

 

そこでだ・・・

 

考えるな!

 

圭には「考えるな!」ができる最高の仕草がある。その仕草とは…

 

ワウリンカのナイスショットを褒めまくれ!

 

バックのストレートが炸裂したら、即座に親指をかっこよく立てて “ナイスショット!すばらしい!おめでとう!” と相手を褒め称える。

この仕草は圭が何度かこの大会でも見せているから皆さんもご存じのはず。

 

なぜ「相手を褒め称える」がいいのか?

 

自分が悪いショットを打ったから決められたのではない。相手が上手いのだ。

プロテニス選手、ましてや世界のトップ。すごいショットを放ってくる時もある。

その時に「何故決められたんだ。もっと厳しいところに打たなきゃダメだったのか…」と考えるのは損だ。

実は僕は現役の時これができなかった。

相手が上手いのにもかかわらず、「自分がいけなかったのだ。下手なんだ!」とマイナスに考えてしまっていたのだ。

 

考えても仕方がない、相手のことを褒めることができた時点で次に進めるのだ。

 

そして 考える

 

そのスペシャルバックハンドを封じるために…

 

狙え、コートのど真中を!

サイドラインを狙えばそれだけワウリンカにとってはターゲットができやすい。

真ん中は最も角度も、そしてエースも奪いにくいところ。真ん中にボールを集める戦略。

圭の頭脳ショットだ。

 

チェンジオブペース

スピードだけで、勝負すると相手のタイミングがあってきてしまう。

パワーが好き、力で押してくるワウリンカだからこそ、スライス、そしてループ系の山なりのボールを使えば相手のペースを崩せる。

 

波がある

ワウリンカはトップ選手の中で、最も心もテニスも波がある選手だといっていい。

圭はサービスゲームをブレークされても、またセットを奪われても「考えない」。

相手のアップダウンが必ずある。圭の波がやってくるのを信じていこう。

 

お株勝負!

圭もバックハンドのストレートが一番の武器だ。

ワウリンカ選手は片手打ちバックハンド、そして我らが錦織圭選手は両手打ちバックハンド。

お互いお株勝負だ!圭がストレートを決めれば決めるほど、相手は考え、より無理してお株勝負してくるぞ!

 

 

おい修造、何熱くなっているんだ!

どこまで書けば気が済むんだ!

読んでくれる皆さんの身になって考えろ 修造!

 

いや~~~、止まらなくなります。

自分も明日圭になって戦っていく。その戦略を考えると、そして緊張感を考えると…

 

本当に圭はすごい舞台で戦っているんだなぁ~~

 

この試合、出足から気になる・・・

最初のコイントスに勝ったら、圭はサービスを選ぶのかな?

何色のウエア着るのかな?

お殿様の格好をした日本の応援団はまた来るのかな?

また俺の写真を持っているやつがいて、圭に迷惑をかけたらどうしよう…

 

考えるな、修造! 

明日の試合に集中だ!

 

明日もこのRod Raver Arenaで錦織選手の準々決勝が行われます!

このセンターコートの名前にもなっているロッド・レーバー像。

ロッド・レーバーさんはオーストラリアの選手で世界No.1やグランドスラム

4大会制覇を2回も獲得したことのあるテニス界伝説の選手です。

 

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左側からパシャリ            正面からパシャリ            最後は右側からパシャリ

 

【全豪オープン8日目】錦織圭選手ベスト8進出!

 

錦織圭選手が全豪オープンベスト8進出!

 

錦織圭 6-3,6-3,6-3 ダビド・フェレール(スペイン) 

 

この試合、選手たち、そして世界のコーチ陣がもっとも注目していた試合だった。

何故なら、世界5位として初めて挑むグランドスラム大会であり、

今まで以上に世界中から注目され、プレッシャーのかかる中、

どんなメンタルを持っているのか、まさにテストマッチだった

 

実は試合前、ブラッド・ギルバードがすごい勢いで僕のところにやってきた。

 

B:「どっちが勝つと思う、どっちだShuzo !」

S:「そんなの答え聞かなくてもわかるだろう!」

B:「ヘイ、SUSHI!」

 

訳の分からないことを言っているギルバード。ただ彼は只者ではない。

現役時代はトップ10、そしてA・アガシ、A・ロディック、A・マレーを世界一にした名コーチ。

まさに、カリスマコーチなのだ。そのギルバードが一時期、圭のコーチをしていたことがある。

技術的には良くなったものの、圭の性格には、アメリカンマシンガントークのギルバードは合わなかったようだ。

 

B:「Shuzo、俺がKeiに1年間言い続けたことがある。世界で唯一お前が学ぶべき選手がいる!と。

それこそが、今日の相手“フェレール”だ。175㎝、これといって武器もない、にもかかわらず世界のトップに君臨している。Keiだってできるんだ!フェレールのメンタルを学ぶんだ!とね。」

 

まるで圭に語り掛けるように、僕に熱く語るギルバード。

 

「4セットでKei?」 と言葉を残して、彼は去って行った。

 

その圭のメンタルは想像以上に強くなっていた。

 

試合前のコラムで僕は、「フェレールは鉄壁だ!」と伝えました。

はっきり言ってびっくりしたのは、フェレールが最初から壁が砕けている状態だったこと

いつもの「しつこさ・忍耐力・ミスのなさ」がなかった。なんと凡ミスが44本!

 

小さなバイキング(前回のコラムで伝えているので省略)からは想像できない数である。

何故であろう…   

これまで圭に4連敗してきているフェレール。

あと一歩というところまで圭を追い詰めた中での、圭のスーパーゾーンテニスに打ち砕かれてきたフェレール。

その時の思いが完全に消えていない、普通にプレイをしていては圭には勝てない

 

フェレールの心には大きな大きな傷跡として残ってていたのだ!

 

だからこそ、今日のフェレールは・・・

 

本来のフェレールではなかった。無理してプレイさせられていた。

 

それだけ圭の貫録、そしてテニスがフェレールをメンタル的に追い込んでいたのだ。

 

そして今日圭が一番よかったこと。それは終始・・・

 

集中していた!

 

大事なポイントでしっかりと粘っこくポイントを奪い、焦らずペースをあげずにゲームを進めていた。

 

そして途中何度も見せた・・・

 

新幹線ラリー

 

黄色いボールが光線のように飛び交ったが、こだまフェレールは、のぞみ圭に歯が立たなかった。

 

そして圭はこの試合、バイキングを完全にバイキングにした。そう・・・

 

レストランビュフェのバイキングにしてしまったのだ!

 

前菜(サーブ)、メイン(ストローク)、デザート(ボレー)と全ての食事、ショットにおいて圭が主導権を握り、

自分が好き勝手に選びながら食い尽くしてしまったのだ。

 

本当に強くなった圭。いよいよ準々決勝。

相手は、昨年の全米で戦い5セットマッチの末勝利した、世界ナンバー4のバブリンカ。

 

次の試合も集中力を切らさず、最後まで自分のテニスを貫けKei !

 

現地で幸せを噛みしめている  松岡修造

 

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【全豪オープン8日目】まもなく錦織圭選手4回戦!!

まもなく、ロッド・レーバー アリーナのセンターコートで、錦織圭選手の4回戦が始まります!

 

対戦相手は、世界ランキング10位のダビド・フェレール選手(スペイン)。

 

僕もWOWOWで解説させていただきますので、みなさんぜひ熱い応援よろしくお願いいたします!!!

 

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【全豪オープン7日目】錦織圭選手フェレール戦に向けて

全豪オープンテニス、いよいよ2週目に突入。

 

ここまで3回勝ち上がってきた16名。

みなコンディションも含め良いテニスをしてきていたトップ選手たち。
もう簡単な試合はなくなった。

そこにわれら日本の錦織圭選手がいる。

圭の前に立ちはだかる壁は小さいように見えて大きい!

 

ダビデ・フェレール(スペイン) 世界ランキング10

世界一しつこい、忍耐力があり、諦めない選手。
どんなことがあっても闘志むき出しにプレイ。


まさに・・・

小さなバイキング

バイキングフェレールとはこれまで対戦が9回ある。

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ただ、勝つためには沢山の壁を破っていかなければいけない。

 

最後まで崩れない闘志壁

『闘志!』 フェレールのためにある言葉と感じるほど凄まじい。実は3回戦、フェレールは血染めの勝利で5年連続の16強入りを決めた。第18シードのシモンに2セットを連取し、第3セット、勝利まであと1ゲームに迫りながら5-7で落とした。第4セットも5-1からタイブレークに持ち込まれての辛勝。3時間37分の乱戦で右足の爪が割れ、最後は靴下が赤く染まっていた。

 

世界一の鉄壁

決まらない。打っても打っても返ってくる。最後相手は嫌気がさしてミスになる。

堅い、堅い守りだ。一発で決めてくるショット、武器はない。武器はただ1つ。
守り壁。

 

守りだけではない迫る壁

フェレールは圭との今までの試合の反省を踏まえ、より積極的にプレイしてくる。圭に対して「勝てるチャンスはある。攻撃的にならないといけない」と言っている。
鉄壁という壁が迫ってくる。

 

テニス人生をかけてくる壁

フェレール32歳。テニス人生もう長くはない。世界一負けたくない相手が圭であろう。だからこそ、人生を懸けた戦いに挑んでくる。半端ないバイキング魂。想像するだけでも恐ろしい・・・

これまでの二人の対戦を冷静にみたときに・・・

 

いつも圭は負けている

2008年の全米オープンのときから6勝をあげているが、全ての試合がフルセット。そして完全にフェレールが勝利!という場面からの挽回劇。奇跡の試合がフェレール戦では続いている。言ってみれば、圭は完全に追いつめられた状態から開き直り、100%テニスで勝ち続けてきた。

そして、圭がここまで世界に羽ばたけるきっかけを、そして世界5位のきっかけをつくってくれたのがフェレールだった・・・

 

全米オープン2008

はじめて圭がグランドスラムで世界の仲間入りができた大会。フェレールに対し白旗を揚げる寸前からのミラクルマッチ。圭のテニス人生を変えた試合だ!

 

ATPファイナル2014

昨年ATPワールドツアーファイナルズ、圭の快進撃が記憶に残るが、実はその前に行われたパリでの大会。フェレールとの対戦で、第1セットを奪われ、タイブレークも完全に負けていたというか、すでに試合を見ながら圭に対して「残念だった・・・」とメイルを僕は書いていたくらい。しかし、そこからひっくり返したのだ!もしもそこで負けていたら、圭はATPワールドツアーファイナルズの進出はなかったのだ。

 

対フェレールで圭はいつも進化する

昨年の僕のコラム1114日でも書いているが、圭はフェレール戦でいつも進化する。あのスーパーゾーン、ゼログラビティテニスという言葉も生まれた。

だからこそ、この全豪で圭の新しいテニスがまた生まれるはずだ。そのためには・・・

 

圭のテニスをする

相手はこれまでの対戦相手のようにパワーとはったりでプレイしてくる相手ではない。今大会初めて圭本来のテニスができる機会がやってきたのだ。圭がここまで勝ち上がってきたテニスでは、間違いなく破れてしまう。圭もそれはわかっている。だから・・・

 

鉄壁を破るには完璧に!

 

サーブ、ストローク、メンタル、すべてにおいて圭のテニスが必要だ。圭はわかっている。そしてその準備はできている。まさにメンタルにかかってくる。

そうだ、この試合一番の相手は・・・

圭自身だ!

最後に、日めくりカレンダーの言葉を送りたい

 

次に叩く一回でその壁は破れるかもしれない!

もしも100回叩いたら破れることがわかっていたら皆100回叩くであろう。でもいつ破れるかわからなければ、もしかしたら99回叩いて、100回目を叩かずして諦めてしまうかもしれない。その一回の違いが人生を大きく分けるのだ。

叩き続けた時、圭はフェレールを破ってきた。
だからこそこの大一番、叩き続けてほしい。

 

圭、鉄壁を叩き続けろ!

その壁の先には世界4位が見えてくるぞ!

僕も日本の皆さんも圭と一緒に叩き続けよう!

修造より


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【全豪オープン6日目】錦織圭選手 3回戦突破!!

全豪オープン3回戦。

 

2シード、生ける伝説R・フェデラーが3回戦で破れた中、
次は誰が優勝候補から消えてしまうのか みなの注目がシード選手に集まった。

 

組み合わせのボトムハーフの3回戦、
ジョコビッチ(1)、ワウレンカ(4)、ラオニッチ(8)そして錦織圭(5)。

 

錦織圭 対 スティーブ・ジョンソン(アメリカ)世界ランク38

 

6-77-9),6-16-26-3  試合時間 2時間29

 

ジョンソンはトップ10に勝ったことがなく、最高ランクも37位。
みな圭が断然有利と思っていたであろう・・・しかし、またもや簡単にはいかなかった。

 

ジョンソン、いつものジョンソンじゃないジョンソン!

 

サーブも強打、リターンも強打。どこまで攻撃するんだというくらい攻めまくる!

 

一方、圭と試合後話をした中で「序盤固かった」と言っていたが、
今までの1,2回戦と比べるとしっかりと攻撃し、そして集中しているプレイに見えた。

では、何故圭は第1セット奪われたのか?

 

タイブレークの7-7からその答えがあった。

 

7-7で圭がダブルフォルト

今年強化したセカンドサーブ。あまり攻められないセカンドサーブを目標に、
この1か月スピード、コース、回転、すべてにおいてリスクを負って打っていった。

その中でのトライだった。だからナイストライ!だ。

 

日めくりカレンダーの言葉をおくりたい・・・

失敗しても全然OK!

このダブルフォルトは大事な場面だが、試合中の「ここっ!」という場面で
リスクを負って打っていなかければ自分のショットにならない。

だからこそ・・・

次につながるいい意味での『失敗』だった。

 

そして7-8。ジョンソンセットポイントで

 

スーパー剃刀スライス炸裂!

 

いつも以上の低い軌道、しかも浅いフォアへ。圭は思いっきりフレームショット

ファーストセットはタイブレークの末、ジョンソンが勝ち取った。

 

2セット、圭のメンタルが素晴らしかった。

乗りまくりジョンソンに対し、無理して強打することなく、
焦らずじっくりとポイントを重ね、早い段階でジョンソンサーブをブレーク。

 

その後のハイセンスアリーナは

 

完全に圭ワールドへ。

 

ジョンソンのパワーを全く感じないくらい、圭が全てのショットの主導権を得てプレイ。

2、第3、第4セットをなんなりと決めていく!

 

188㎝のジョンソンが圭よりも小さく感じた。

 

そして、サービスエース15本、ジョンソン8本!

この数字を圭にぶつけてみたら、かわいらしい笑顔とともに驚きをみせた。

 

こんなとっているは思いませんでした…”

それくらいサービスがスムーズに打ててきている、自分のものになってきたということ。

 

最後は、ドロップショット含め、この大会初のスーパーゾーンに入る!

 

っん? スーパーゾーンに入ったと思っていたのだが試合後の圭の言葉に驚かされた。

 

「最後は良くなりましたが、まだまだ自分のテニスには程遠い。」

 

!!!

 

圭にとっては、まだスーパーを付けてはいけないテニスだったのだ。

とんでもないレベルを目指して圭は戦っている!

 

最後に・・・

 

試合途中何故か、圭の後方にあるデカ顔写真が映し出された。
圭のファンが掲げていた写真。

 

俺だ、何故圭の試合に松岡修造なんだ!

 

正直、そいつを探して圭の試合を邪魔するな!と説教しに行こうと思っていたが、

その写真を見て強いメッセージが込められていることに気付く・・・

 

日めくりカレンダーの写真だった。

 

『苦しい時こそ笑ってごらん!』

(意味)辛いとき、苦しいときは笑顔になれない。でもそんな時こそ笑ってほしい。
笑顔になれば心も前向きになる。そうすることで心も体も「そうかな?」なんて勘違いして頑張る力や乗り切る力がどんどん湧き出してくるんだ!

 

まさに錦織選手、この大会に入ってから、相手が最高のプレイをして自分のテニスをなかなかさせてもらえない。3回戦も第1セットをとられ苦しい状況。
その中でも前向きに表現してプレイしていました。

 

全豪オープンを通じて新しい言葉ができました。

 

苦しいときこそ圭になってごらん!
 

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ここハイセンスアリーナで3回戦!


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会場はまるで有明コロシアムのように思えるくらい日本の応援団でいっぱいでした!


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「苦しいときほど、笑ってごらん!」


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【全豪オープン5日目】明日の錦織圭選手の3回戦に向けて!

 

全豪オープンテニス、日本勢シングルス5人出場したなか、

2回戦に進んだのは錦織圭選手と添田豪選手、

そして3回戦に残ったのは、錦織選手のみとなった。

 

皆の期待をのせ、3回戦を闘う相手は・・・

 

スティーブ・ジョンソン(アメリカ) 世界ランキング 38位

 

スティーブ・ジョンソンと聞いても、ほとんどの方が、“聞いたことがない・・・”といわれることだろう。

これまで、輝かしい成績はなく、地道に頑張ってきた選手。

アメリカの大学から、22歳でプロになった選手です。

A・アガシ、P・サンプラス、M・チャン、J・クーリエとアメリカ人選手がトップに君臨していた時代を経て、

A・ロディック選手以降、アメリカテニス大国の時代は終わったといわれているが、

なんとスティーブ・ジョンソンは、イズナー選手に次いでアメリカNo.2として出場しているのだ。

だからこそ・・・

 

気合は半端がない!

 

今年にはいって5勝2敗。そのうちの1敗は錦織圭選手。メルボルンの大会で対戦した。

全豪はすべてストレートで勝ってきており、人生の中で最も波に乗っている。

だから圭も・・・

 

「ジョンソンは油断できない。サーブも、フォアハンドも強打がすごい。調子もいい!」

 

しっかりと警戒している。

 

わかりやすく言うと、ジョンソンは・・・

 

松岡修造である

 

◇身長188センチ(僕と同じ!)

◇サーブが武器 (僕もそうだった!)

身長をいかした特にフォアサイドのスライスサーブ、コートの外に逃げていくコースが得意

◇フォア強打 (僕もそうだった!)

ただ、このフォアハンド。僕との打ち方は全く違う。ぜひとも注目してほしい。

もしもジョンソンが僕のジュニア合宿に入っていたら、間違いなくテクニックに関してアドバイスしていたであろう…

とんでもない打ち方なのだ。

グリップが熱く、いや厚く(スピン、回転をかけやすくなる)打点からラケットをこねくるような打ち方をする。

どこにフォロースルーがあるのかっ、と感じてしまうほど、まさに・・・

 

こねくりまわしフォアハンド!

 

ただ、このフォア、勢いがある。そしてスピードだけではなく、回転がすごい。

ボールが可哀想になるくらい、こねくられぐるぐるまわる。

だからこそ、ボールが弾む。

 

極めつけは・・・

 

剃刀スライス!

 

どこにその感性があるのかというくらい、タッチがいい。

低い弾道でボールがほとんど弾まず、滑ってくる感覚だ。

 

この全豪オープンのコートはよく弾み、よく滑る。ジョンソン仕様コートである。

 

ただ、どんなプレイをされようが、圭が圭のテニスができれば問題ない。

 

しかしこの大会を見ていて感じるのは、対戦相手は今まで以上に圭のプレイを研究している。

錦織選手に対し、本来のプレイをさせてくれない状況が多い。

 

ただ、その中で踏ん張って一歩一歩前に進んでいる圭。

 

この試合、接戦になる可能性は十分にある。

 

ジョンソンが圭に勝つためには、越えなければならないものがある。それは…

 

松岡修造だ!

 

ジョンソンは一所懸命プレイするタイプ。

だからこそ、大事な場面でフレームショット(ラケットの真ん中に当たらないショット)やボレーの凡ミスがある。

このミスは僕の十八番だった…そして、一所懸命だからこそ、大事な時に

 

痙攣する!

 

これは松岡修造のお株だ!

 

昨年の全米オープン、伊藤竜馬選手との一回戦。痙攣負け。

大学の試合でもよく、頑張りすぎて痙攣ばかりおこしていたという。

(WOWOW解説、アメリカ大学卒業、坂本秀さん談)

 

必ず大事な場面がやってくる。

 

ジョンソンが松岡修造になった瞬間を、圭!見逃すな!

 

明日は圭と戦うことになる?  松岡修造

 

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【全豪オープン4日目】錦織圭選手 2回戦突破!!

勝った!錦織圭選手。全豪オープン2回戦突破!

 

錦織圭 対 イバン・ドディグ(クロアチア)  

3-6,7-5,6-2,7-6(7-0)   

試合時間2時間47分

 

圭、試合終わっての一言め・・・

 

いや~疲れましたね ~~~

 

体も心も本当に疲れた試合だったと思います。

 

ドディグとは、昨年の楽天ジャパンオープンでの対戦があり、

その戦いは僕の「修造コラム」(2014年10月1日掲載)でも書かせてもらったが、

ドディグのことを、ツアー1番のファイター、ハングリーさがまさに・・・

 

ロッキー・バルボアと僕は例えた。

 

ただ、今までの対戦成績3勝1敗、そして昨年戦った楽天ジャパンオープンでの試合を間近で見ていたので、圭にとって「怖くない相手だな」と思っていた。

 

ただ、今日のドディグは、僕の知っているドディグではなかった。

 

最初のゲームからドディグのプレイをみて感じた・・・

 

完全に圭は研究されている!

 

今までの戦い方とは全く違う戦術でドディグが挑んできたのである。

 

パンチ、パンチとにかくストレートパンチ攻撃だった!

 

◇圭のセカンドサーブになると迷いなく攻撃してネットにやってくる。しかも…

 

◇圭のファーストサーブでさえもリターンダッシュしてくるケースが何度かあった。

極めつけは、ラリー中…

 

◇120%強打!

 

これ以上打てないくらい、リスクを負ってどこからでも強打してきた。

それによって圭はどうなってしまったのか?

 

全くリズムを作ることができなかった!

 

今までは、ベースラインよりも2メートル近く後ろに下がりながら、

拾って拾って拾いまくるロッキードディグだった。

圭は、ジャブ、ジャブ、を入れながら、とどめの圭パンチを繰り出していた。

しかし今日はそうはいかなかった。

すべてパンチ、カウンター強打パンチを打ち続けるロッキードディグだった。

 

防戦になってしまう圭。

ファーストセット奪われ、セカンドセットもタイブレークへの流れ。

僕も解説していて、タイブレークに入ったらドディグ有利と言わざる負えない状況だった。

 

完全にコーナーに追いつめられた!

 

その中で圭は踏ん張った。相手のストレートパンチをかわしながらポイントを奪った。

圭は言った。相手のセカンドサーブの攻撃がすごかったので、コース、回転、スピードを工夫して戦ったと。

 

ただ、今日の敵は相手だけではなかった。

 

暑さだ!

 

自分で言うのも嫌だが今日の天気は松岡修造だった。

 

その暑さがボディブローのように効いていく

 

ダウン寸前

 

ふらふらしていた状態もあったと圭は話してくれた。

 

立ち上がった圭!その力は圭だけのものではなかった。

 

ハイセンスアリーナは、まるで日本でプレイしているような雰囲気だった。

圭がきつくなった時に、日本の皆さんの応援が大きな力、大きなエネルギーになったのだ!

 

1回戦同様、自分のテニスができなくてもしっかりと勝ち切った圭。

まさにメンタルで突破したのだ。今日は圭がロッキーになった!

 

ロッキー圭!

 

3回戦は、サーブが武器で剃刀スライスの持ち主、アメリカのスティーブ・ジョンソン。

 

3回戦も日本の応援、エイドリアンを力に戦ってほしい。

 

さぁ、今日はもう1試合。

これから添田豪選手の試合を観戦してきます。

対戦相手は、フェルナンド・ベルダスコ選手!

豪はもう前に進むしかない!!

自分の名前通りにGO!GO!添田豪!

 

今日の解説、アイ・オブ・ザ・タイガーになった     松岡修造

 

<おまけ>

世界NO.1ノバク・ジョコビッチ選手に先ほどインタビューしてきました。

ぜひとも、WOWOWでチェック!

 

ジョコビッチ言っていました・・・

 

『圭は世界ランキング5位だけど、今のテニスは世界一だ!』

 

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【全豪オープン4日目①】第1試合前はコート上でキッズテニス!

 

全豪オープンの会場では、毎日第1試合の前に、子どもたちがコート上でテニスの練習をするんです!

 

そして、練習を終えると、子どもたちが一列に並び、第1試合の選手たちを迎え入れる。

 

こんなに小さいときから、テニスに触れ、プロテニス選手であれば誰もが憧れる夢の大舞台で、

テニスの練習ができるなんて、さすがグランドスラム開催国!

 

ほんとにうらやましい!と思うとともに、日本も見習いたいですね!!

 

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【全豪オープン3日目】ユニクロに錦織選手の大きなパネルが!

全豪オープン3日目、今日はナイトセッションの解説なので、ランチをかねて街を散策しました。

 

ユニクロのお店にも立ち寄りましたが、圭の大きなパネルを発見!

まさに、世界の “KEI” ですね!!

 

いよいよ明日午前11時(日本時間9時)からは、錦織選手の2回戦が行われます。

対戦相手は、イワン・ドディグ選手(クロアチア)。

みんなで一緒に応援しましょう!!

 

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【全豪オープン2日目】添田豪選手も1回戦突破!!

錦織圭選手に続き、添田豪選手も見事初戦を突破した!!!

 

相手は、今後確実にトップに上がってくると世界から言われているエリアス・ウマー選手(スウェーデン)。

そのウマー選手に、1-6、6-4、4-6、6-3、6-3のフルセットで勝ったのだ!

2セット先取されながら、最後まで集中力を切らさずに、よく踏ん張った!!

 

日本人男子選手が4人も本選に出場しているだけでもすごいことなのに!

 

圭とともに、2回戦勝利に向けて、GO GO 添田豪!!!

 

日本人選手の活躍に興奮している 修造より

【全豪オープン2日目】錦織圭選手が1回戦突破!

全豪オープン、世界中が注目している錦織圭選手が1回戦を突破した!

 

錦織圭 対 ニコラス・アルマグロ(スペイン) 6-4,7-6(7-1),6-2

2時間07分

 

僕は、この試合をWOWOWで解説していて・・・

圭、本当に強くなった!世界のトップへ歩み始めた!と実感した試合内容だった。

 

何故なら、圭はこの試合、圭自身のテニスの半分も出すことができない中、元世界9位の選手をストレートで下したからだ。

 

圭が自分のテニスができなかった理由は・・・

1つは世界中からのプレッシャー

世界5位、そして優勝候補に挙げられ、勝つのが当たり前の中で戦う初戦は本当にタフだ。

 

圭がコートに入ってきた表情、そしてコートでの動きは明らかに固かった。

 

10キロのプレッシャーという重りを背負ながらのプレイに見えた。

 

そしてアルマグロ。

愛情をこめて試合前のコラムでは、アルマグロは“マグロ”と称したが、

まさに今日の試合はマグロそのものだった。

しかも普通のマグロではなく、正月、最高値のつく本マグロだった。

 

脂がのりまくっていた。

いきなり、大トロリターンエースで圭のサーブをブレーク。

中トロサーブもコースを自在に操って、解説の僕から“うまい!”、“いやすごい!“とう声を引き出した。

そしてバックハンドのストレート! これは、最高級のネギトロ巻だ!

しかも追い込まれてからのエース。ねぎは、高級白ネギを使ったネギトロだ!

 

そして、エースを決めるたびに姿勢がよくなり、自信をつけていくアルマグロ。

 

こう書いていると何故、圭が試合に勝てたのか?と感じると思います。

 

今日の試合は一言でいうと・・・

 

テニスで勝っていたのはアルマグロ、

でも試合に勝ったのは錦織圭!!

 

だった。

 

それだけ、メンタルがタフになった。そして戦術が素晴らしかったということ。

 

久しぶりだ。圭がベースラインの後方でプレイする姿をみるのは・・・

 

圭のテニスは世界最新のテニス。ベースラインの内側で相手を早い展開で振りまわし主導権を得る!

それが今日はできなかった。プレッシャー、そしてアルマグロが本マグロだったから。

 

その中ですごかったのは…

 

守りのポジションに入ると、普通なら完全に守りに徹してしまう。

ボールが浅くなり、どんどん攻め込まれてしまう。そして無理をして強打しミスをする。

 

悪いときの錦織選手の試合では、よく見られた光景だった。

ただ今日は違った。世界5位は違ったのだ!

 

守りながら攻めた!

 

ベースラインよりも後ろ側から、しっかりと体重を前にして攻撃した。そして攻めた。

だからこそ、大事な場面、第1セット5-4での相手のサーブをブレーク。

第2セット、タイブレーク7-1と相手の勢いを止めることができた。

 

アルマグロは、赤身、漬け、大トロ、中トロ、カマ、ネギトロ巻まで全てを出して戦った。

 

そのアル本マグロを圭は・・・

 

一本釣りした!

 

試合後、圭と話をすることができたのだが、ほっとした雰囲気と、

これで自分のテニスが全豪でできるぞ!という圭らしい笑顔があった。

 

テニスは、いつも自分のテニスができるわけではない。

トップ選手は自分のテニスができていないときにこそ、どのように勝ち抜くか!

 

それが今日の圭はできたのだ!

 

おめでとう圭、そしてこれから夢に向かって6試合、一戦一戦戦いましょう!

 

一本釣りを間近で見れて感動した  くいしん坊!修造より

 

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【全豪オープン】いよいよ開幕!

皆さん、明けましておめでとうございます!

 

というか、明けましてではもうないだろ!

テニスは年始から戦いが始まっているのだから。

 

世界が注目、なんとアメリカ雑誌 “TIME” の表紙を飾った錦織圭選手。

ブリズベンベスト4、そして以前全豪オープンの会場であったクーヨンで行われたエキジビションマッチを経て、

いよいよグランドスラム全豪オープンに圭が登場する!

 

今回、WOWOWさんの解説で二週間しっかりと全豪オープンを!錦織圭選手を!そして日本人選手を感じに、

オーストラリア、メルボルンにやってきました。

いあ~~~っ、現役時代いつもお正月をオーストラリアで迎えていたことを思い出します~!

十年ぶりになるでしょうか?

メルボルンの空気を感じ、圭の練習も目の前で感じ、目まぐるしく進化した会場を目の前で感じ、心も体も熱くなってきた・・・

 

またまた年始からこんな自分の感想を書いていたら長くなるぞ!

日めくりカレンダーで、修造、お前はこう言ってるだろう!

   

考えろ!考えるな!

 

では、錦織圭選手の一回戦の相手について考えてみましょう、いや考えません。

 

ニコラス・アルマグロ選手 (スペイン) 世界ランキング67位 

 

この試合、普通に考えれば錦織選手が勝ちます。

テニスが強いのは圭です。ただ・・・

 

アルマグロ選手、初戦としては圭にとって、とんでもなく嫌な相手です。

元世界9位の29歳。

昨年春、足を痛めトーナメントから遠ざかっていたためランキングを落としているだけ。

世界を知っている選手です。そしてもうひとつ怖い相手だというのは・・・

 

アルマグロは、まさにマグロだからです!

 

「俺が世界一だ!」という、とんでもなく自信を持っている選手です。

世界5位だろうが、圭だろうが、全くそんなの関係ない。

俺が一番だ!そんな王者雰囲気が溢れています。そして・・・

 

姿勢世界一!

 

泳ぎ、いや立ち振る舞いが素晴らしい。

これ以上姿勢がよくなるのか?というくらい体をそって胸をはる。

特にサーブの強打、ストロークの強打に脂がのっています。

値が高くつくとき(調子が良いとき)、とんでもない力を発揮します。そんなとき…

 

二年前の楽天ジャパンオープン。日本で圭を撃破したのです。

 

何をやっても上手くいく。全てを強打し、いつも主導権を握っていたのはアルマグロでした。

 

ただ、今の圭は以前とは別人のように心もテニスも強くなっています。

アルマグロが、大トロ、中トロ、赤身、漬け、カマ落ちどんなテニスで来ようとも、

しっかりと対応できるテニスが圭にはあります。

 

特に、昨年の最終戦、ATPツアーファイナルズからこれまでの一か月でしっかりと気持ちもリフレッシュし、

サーブも進化し、最高の状態で迎えることができています。

 

アルマグロのテニスのショットとしての要注意は…

 

片手バックハンドのストレート

 

このショットが決まり始めるとすごい泳ぎになります…いや、すごい動きになります。

勢いに乗ってあのスペインの英雄ナダル選手を2年前破りました。

そうさせない為にも・・・

 

相手から時間を奪え!

 

より進化したライジング、コートの内側に入って、相手に時間を与えず、

焦った中でバックハンドのストレートを打たせていけば、

ボール1,2球、的から外れアウトしていきます。

 

そうすれば、全く別人プレイヤー、マグロではなくなってしまいます。

 

この試合、圭が一番恐れなければいけないこと。それは・・・

 

考えること!

 

世界の眼は圭に注がれています。

とんでもないプレッシャーの中、戦うことになります。

勝って当たり前、世界のトップ選手として勝つことの責任。

初めて味わうグランドスラム大会になります。

だからこそ余計なことは・・・

 

考えるな!

 

自分のテニスを信じ、チーム圭とともに前に一歩一歩進んでいけ!

 

さあ、初戦に向け僕も本気モード全開。

 

WOWOWの解説。何を伝えるべきか?

MCのタバディさんとどう戦うか?暑さ対策は?

全豪オープンの隣のスタジアムで行われるアジア大会日本代表の試合を観に行けるのか?

 

考えるな 修造!

 

因みにアルマグロ、強面だが試合に勝っているときは、周りに笑顔をばら撒くステキな方でした。

心配なのは、東京の葛西臨海水族館、マグロを観に行くのが大好きな自分だったが、

なんと残り8匹になってしまったという…ふんばれマグロ

 

そして・・・

日本からは男子、添田豪選手、伊藤竜馬選手、守屋宏紀選手、

女子は奈良くるみ選手、伊達公子選手が本戦に出場します!

 

男子が四人、、、とんでもない時代になりました。

僕の時代、日本男子がグランドスラム大会に出場できるのは夢の夢だった。

 

まずは、初日、伊藤竜馬選手が日本選手先頭きって戦います。

相手は、第32シード、マーティン・クリザン選手。

全仏で錦織選手が一回戦で敗れた相手だ。

ただ、竜馬は今燃えている!

昨年、一緒に話をした中、“今の日本だったらデビスカップで優勝できる!”と熱く語ってくれました。

圭だけではない、竜馬も世界のトップへ歩んでいくぞ!

竜馬の試合は、

8番コート、午前11時からWOWOWで、WOWOW!

 

 

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伊藤竜馬選手の練習を見ましたが、いけるぞ!竜馬!!

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NHKで解説をされている辻野さんと!一緒に日本のテニス界を盛り上げていきましょう!!

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錦織選手が、"TIME"の表紙を飾りました!