日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2013年08月26日くいしん坊!万才 新潟編5

新潟県の十日町市は、冬には雪にすっぽりと埋まってしまうほどの豪雪地帯。

今回は、田村シゲさんのお宅で、十日町の郷土料理をいただきます。

 

まずいただいたのは、「石垣とうふ」。

切り口が石垣みたいに見えるのでこの名前がついたんだとか。

細かく切った豆腐を甘辛い醤油味の寒天で固めたもので、

寒天部分が、みたらし団子のタレのように甘く、

やわらかい煮こごりのような感じかと思ったら、違うんですね。

どちらかと言うとサクサクくらいの感じです。

 

次にいただいたのは、「身欠きにしんの山椒焼き」。

噛めば噛むほど、にしんの味が出てきて、

そこにふわっと山椒が香ってくるのがいいですね。

 

昔は、雪に閉ざされると、何日も魚が手に入らなかったため、

ニシンやタラは乾物にして保存されていたそうで、

今日ご紹介いただいた料理も、豪雪の十日町だからこそできた料理なんですね。

この料理のアイデアと美味しさももちろんですが、いただいているとやさしい気持ちになって、

心のおもてなしをしていただいているような気がしました。

ありがとうございました。