日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2018年09月08日大坂選手、チャンピオンへの坂道を駆け上がれ!
チャンピオン(王)への坂を登り続けている大坂なおみ選手が、ついに決勝の舞台まで辿り着いた。
しかも決勝の相手は小さいころから憧れてきた選手 セレナ・ウィリアムズ。なおみさんはこれまでパワフルなサーブやショットを武器にここまで来たが、この全米で信じられない進化を遂げている。それは・・・
全米で一貫して言っている言葉「我慢!」
象徴的だったのが準決勝、13回のブレークポイントを握られながらも「がまん ガマン 我慢 」で全てを凌いだ。
準決勝の後、僕に言った言葉「よく走った!」
なおみさんは本当によく走る。トレーニングの賜物と言っても過言ではない。このフットワークの進化によって、コートを広く使えるようになり、なおみさんのテニスを大きく変えたのだ。
大会前のインタビューで言った言葉「頭使って!」
本当によく考えてテニスをしている。以前、「テニスをするうえで一番大事にしている言葉は何?」と聞いたときに「頭使って!」と答えてくれた。この全米では「頭使って」テニスをしている。サーブの緩急を使ったり、相手の特徴を見て自分のボールの軌道をちゃんと打ち分けている。この「頭を使った」プレーが完璧に出来ているというのが、僕がなおみさんの試合を観ていて一番驚いていることだ。
では、セレナ相手になおみさんはどう決勝を戦えばいいのか。
正直、セレナは今、とてつもなく強い!試合をするたびに強くなっている。しかも、ネットプレーを果敢に見せている。今までのセレナにはないプレーだ。優勝経験が豊富にあるセレナ相手に、今までのプレーだけでは太刀打ちできない。なおみさんの3つの言葉に、もう1つ言葉を加えなければっ!それは・・・
「前、前、前!」
より前へ、コートの内側に入って攻撃的に行く。
より前へ、時にはネットまで出る。
より前へ、心を前にして戦う。
なおみさんの心の炎が燃え続けている。まさになおみキャンドルとしていままで戦ってきた。そして、進化したなおみさんに、僕は今はこう言いたい。
なおみ Can do it!