日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2019年04月22日NHKテニスパークで初めての取り組み「テニス型授業指導講習会」

4月20日土曜日「NHKテニスパーク」が新宿区スポーツセンターで行われました。20年近くNHKテニスパークを全国で実施していますが、都内で行われたのは今まで数えるほどしかなく、そういった意味では、来年東京2020オリンピック・パラリンピックが開催される東京で実施できたことは嬉しい限りです。

今回は初めての試みとして、テニスクリニックだけでなく、小学校の先生を対象とした「テニス型授業指導講習会」を行いました。

2017年に文部科学省が作成した『新学習指導要領解説体育編』に「バドミントンやテニスを基にした易しいゲーム」が小学校中・高学年に例示されました。この話を聞いて、日本のテニス界にとって、また、僕にとっても大きなチャンスがやっと巡ってきたと思いました。でも、これは選択枠の1つであって、実際に授業に取り入れるためには、たくさんの乗り越えなければならない問題があることを同時に知りました。その問題点を1つ1つ長い時間をかけて研究をしてこられた学芸大学付属小金井小学校の教員である今井茂樹先生は、ご自身のクラスの授業で実際にテニス型授業を取り入れ、小学校の体育の授業でテニスを取り入れることの推奨をされてきた先生です。今井先生に協力していただき、日本テニス協会の普及委員会の人たちと一緒に、この初めての取り組みに挑戦!当日は開催した新宿区の先生だけでなく、千葉市や横浜市からも休みの日なのにたくさんの先生方が参加してくださいました!

実際に教育現場で指導している先生の話を聞いていただくのが、先生方には一番伝わると感じ、今井先生に実際にどんな風に授業として取り入れているのか講義していただきました。

今井先生の長年の研究は先生方の疑問点を見事に解決してくれる内容ばかりで、みなさん、真剣に講義を聞かれていました。

講義の後は、今井先生が開発されたハンドラケットを使って、実際にどんな風にやるのかを体験

個人がボールに触れる機会が多く、その分得点する機会も増え、子供たち全員が何かしらの役割を持ってできる授業をすることができる。成功体験も失敗体験も自分のこととして考えることができる。そしてなにより『個が輝ける授業』ができる!

1時間という短い時間でしたが、貴重な休みの日に、興味を持って参加してくださった先生方に心から感謝です!そして、今井先生、テニス協会の普及委員の西村さん、溝口さん、坂井さん、満岡さん、ありがとうございました。

そして、この取り組みに理解を示してくださり、協力してくださったNHK事業局の皆さま、運営スタッフの皆さま、ありがとうございました。少しずつでもこのような講習会が全国で実施できるようにしていきたいと思います。このコラムを読んで「やってみたい!」と思った先生がいらっしゃいましたら、日本テニス協会までお問い合わせください。道具の貸し出しや指導方法など、皆さまの疑問や質問にスタッフがお応えします!

<お問い合わせ先>日本テニス協会 普及委員会 coach@jta-tennis.or.jp
<関連動画>https://youtu.be/EMyH–THPrA

<キッズクリニック>小学1年生から6年生までのテニス初めての子供たち

スポーツだけでなく、普段生活するうえで視野を広げて見れるようになることはとっても大事。

<Tennis Play & Stay体験コーナー>

Play & Stayって何?スポンジボールとミニラケット、ミニネットで誰でも簡単にテニスを楽しむことができるんですよ。見学に来られた方もたくさん参加してくださいました。

<一般クリニック>高校生から一般のテニス中・上級者向けクリニック

<ミニトーク&お楽しみ抽選会>

今回のイベントでお手伝いいただいた東京都テニス協会の皆さん、ありがとうございました!