日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2011年10月31日くいしん坊!万才 静岡・山梨編4
今回は、山梨県の上野原市にやってきました。
東京から1時間くらいで来られるところですが、のどかな山の町です。
今回いただいたのは、ここの名物郷土料理の「せいだのたまじ」。
名前だけ聞くと、なんの料理かさっぱり分かりませんが、
「せいだ」はジャガイモ、「たまじ」はジャガイモの中でも小さいイモのことだそうです。
この小粒のイモを皮付のまま、砂糖や味噌で2時間くらい煮詰めるんだそうで、
ホクホクしていて、イモのいい香りがしますね。
次にいただいた「刺身こんにゃく」も、香りがすごくて、食感もいい!
この町は、長寿の里として知られていますが、
この故郷の料理「せいだのたまじ」のおかげで
みなさんいつまでもお元気なんですね!
「ふるさと長寿館」の岡嶋夏子さん、鷹取美和さんにご紹介いただきました。
これくらいの小粒のジャガイモを洗って皮付きのまま鍋に入れ、水、サラダ油、味噌、砂糖で甘辛く炊きあげます。
仕上げに鍋を振ってジャガイモ全体に味を馴染ませてできあがり。
「せいだ」という名前の由来ですが、江戸時代にこの付近で飢饉がおこった際に、
当時の名代官・中井清太夫が村人を救うため、九州からジャガイモの種を取り寄せて、
救荒食として普及し、食糧難を乗り切ることができたそうで、
それ以来、ジャガイモのことを「せいだいも」と呼ぶようになったんだとか。