日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2013年05月20日くいしん坊!万才 沖縄編7

沖縄で昔から食卓にあがっているのが、田芋という野菜。

今日は、宜野湾市の宮本さんに田芋を使った料理を作っていただきます。

田芋は、見た目は里芋に似ているのですが、里芋が畑で採れるのに対し、田芋は水田なんです。

 

シンプルに茹でた田芋をいただいましたが、里芋とは全然味が違いますね。

焼き芋にたっぷりバターをつけていただいたいるような感じで、まろやかな香りです。

次にいただいたのは、「ドゥルワカシー」。

名前の由来は、ペースト状の田芋が鍋の中でプツプツ沸く様子が、

泥んこが湧いているように見えることから「泥沸かし」と呼ばれたことに由るんだとか。

田芋と「ムジ」と呼ばれる茎の部分を茹でたあと、椎茸や豚肉、カステラ、かまぼこ、魚など、

色々な食材を加えて、ペースト状になるまで炒め合わせた家庭料理です。

甘くて粘りがあっておいしい!それに、いろんな具材が入っているので栄養もたっぷり!!

お次は、茎の部分を使った「ムジ汁」という汁物をいただきます。

ずいきより粘り気があって、サクサク感もありますね。

茎の部分は皮を向いて調理するんだそうですが、とても手がかゆくなってしまうんだそうです。

作業は大変だけど、その分余計においしさが増すんですね。

 

どれもお母さんの味という料理ばかりで、その想いを感じました!

 

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宮本智子さんにご紹介いただきました。

田芋は、親芋の回りにたくさん子芋がつくことから「子孫繁栄」とも言われ、沖縄では主に晴れの日や行事の日の料理には欠かせない食材なんだそうです。