日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2014年10月03日【楽天ジャパンOP】錦織圭選手の3回戦

楽天ジャパンオープン3回戦、錦織圭選手、30度の炎天下、そして有明コロシアム特有の風が舞っているセンターコート。

昨夜、ダブルスを臀部の痛さがあり棄権して挑んできた圭。

皆の期待、そして不安が圭に集まる独特の雰囲気の中、試合がスタートした。

 

対戦成績1勝2敗、フランスのシャルディ。

 

手足の長さを武器にバネでも付いているのではないかという、力強さでサーブ、ストローク、全てにおいてパワーがある。

 

出足いや~~~な状態

 

最初いきなりサーブをブレークされる。

サーブの落とし方がより不安にさせた。

臀部を気にしながらのプレイ、しかも覇気がないようにも見える...

 

しかし、アジアの星は違った!

そこから一気にギアアップし、なんと...

6-46-2、試合時間1時間25分で準決勝へ進んだ!

 

とにかく圭に言いたい。

 

本当に強くなった!

 

それは、テニスだけではない...

 

メンタルが!

 

一言でいえば今日の試合

圭は相手だけではなく自分に勝った!

 

昨年までの圭と比べたらとき、あそこまで痛くてキツかったら乗り越えることができなかったかもしれない。

体は痛い、そしてきつい。ただここで乗り切ることが

世界のトップに行くためには絶対的に必要な力、圭にとって一番必要なメンタルなのだ!

それをわかっている自分だけに、今日の圭のメンタルタフネスは感無量

 

心の底から よく頑張った!

 

ここでいきましょうか、師匠圭から学べ 世界のテニス!

 

圭からテニスの技術・戦略などを学ぶことが沢山ありますが、皆さんにも

いますぐできる、参考になることを伝えます。

 

相手のナイスショットは褒めまくれ!

 

圭が相手のナイスショットで決められた際、こんなシーンをよくみます。

右親指をあげて

ナイスショット!まいったよ!素晴らしい!

相手を完全に賞賛するのだ。

素晴らしいことですね。テニスはいつも自分がポイントを奪えるわけではない。

自分が良いショットを打っても、相手が凄すぎる時もある。

 

そんな時に、特に大事な場面だと...

 

・自分のショットが甘かったんだ...

・自分が悪いんだ...

・相手のまぐれだ...

 

などなど、消極的にとってしまう。

僕自身は、相手にナイスショットを放たれた時、消極的に捉えてしまうタイプだった。

でも、圭は違う。

自分がベストを尽くした中で相手がより良いショットを打ったのなら、そのポイント

は相手がうまかったんだ!

素直に受け止め、おめでとうと伝えよう!

その時点で、圭は次に進んでいる

僕は、認められなかったから引きずった...

みなさんも、相手が頑張って素晴らしい結果を残したときは素直に褒めたたえましょう!

それが、自分にとっても切り替えになり、前に進んでいけるきっかけになると思います。

 

さあ、明日は準決勝。

すでに楽天ジャパンオープンチケットはありませんが、WOWOWでもリアルタイムで観れますよ。

そして、僕はテレビ東京で錦織選手の準決勝を解説をさせていただきます。

放送は深夜2715分からですが...

 

もう一度言わせてください。

 

圭、強くなった! ありがとう! おめでとう!

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