テニスの未来を本気で育てる！修造チャレンジ

2019年9月24日（火）から4日間の日程で、16歳以下のジュニア男子選手16名による強化合宿を、神奈川県藤沢市の荏原湘南スポーツセンターで行いました。

今年はウインブルドンジュニアでこのキャンプにも参加経験がある望月選手が日本選手として初優勝を遂げ、各選手が大いに刺激を受けた中での合宿となりました。

多くの世界のトップ選手の指導経験を持ち、僕の恩師でもあるボブ・ブレットコーチ、14歳以下代表監督として、またNTC専任コーチとして年間を通して選手の強化を担う櫻井準人コーチ、キャンプスタート時から20年以上にわたりジュニアを指導してくれているメンタルトレーナーの佐藤雅幸先生、田中伸明先生、フィジカルを担当する佐藤雅弘トレーナー、ケガのない身体づくりを伝えてくれている山下且義トレーナーらが参加し、将来を見据えて今何が必要かを選手たちに伝えくれました。

オンコートでは将来世界で通用するために必要な基本的なテクニック、そして、コートに入ったら1球もおろそかにせず、常に考えながらプレーすることの大切さを伝えることができたと思います。同じ練習をしていてもこの意識の差が、ここからの成長に大きく影響してくることは間違いありません。

夜のミーティングでは戦術面についても指導。自分のテニスをレベルアップさせるためには、オンコート、オフコートを通じて常に何が必要かを考え、実践することが大切です。各選手には自分のクラブに戻っても、この意識を持ち続け、実践し続けてくれることを期待したいです。

今回は16歳以下の日本代表組はジュニアデビスカップの世界大会出場のために合宿には不参加でしたが、合宿後にはその世界大会で優勝という嬉しいニュースが飛び込んで来ました。ここに参加した選手たちにもさらに大きな励みとなったことでしょう。

参加した選手たちには自分にも出来ると信じ、大きな目標を掲げ、日々の練習に励んでもらいたいと思います。

松岡修造