テニスの未来を本気で育てる！修造チャレンジ

キャンプを終えて

9月とは言えまだ残暑が厳しく続く中、全国から集まった12歳以下の選手20名を対象に、今回はじめて千葉の吉田記念テニス研修センターで合宿を行いました。

直前に全米オープンの会場で試合を見て感じたことは、明らかにテニスが進化し、変わって来ているということです。そこで、今回の合宿では、「新時代のテニス」というテーマを掲げて4日間の合宿を行いました。

12歳以下のこの世代では将来世界の舞台で通用する選手になるために必要となる基本的な技術の習得は必須ですので、まずは基礎練習をしっかりと行いつつ、夕食後のミーティングではアルカラスやシェルトンなど、「新時代のテニス」が感じられるトップ選手の動画を題材に、今、世界の舞台で戦って行くためには何が必要となるかを伝えていきました。

世界のトップで戦って行くには、技術だけではなく、フィジカル、メンタル、戦術など、あらゆる面でレベルアップが必要となります。夜のミーティングでは各分野の専門スタッフがこの年代から意識して取り組むべきことについて、選手たちに伝えてもらいました。今はすべて理解できなくても、このような要素が重要であるこということを意識してもらうことが大切であると考えています。

また、合宿3日目には会場に来ていた車いすテニスの元世界チャンピオンである国枝慎吾さんが選手たちに特別にメッセージをくださいました。「常に自分を変えよう、進歩しようという意識を持って、毎日コツコツと小さな努力を積み重ねることが大切、その積み重ねが後に大きな違いを生み出すと信じて頑張ってください」という言葉は、選手たちの胸に大きく響いたことでしょう。

選手たちには大きな目標を持ち、その目標に向かって日々の努力を積み重ねて自分の夢に近づけるよう、頑張って欲しいと思います。

今後も選手のさらなる強化のために、微力ながらサポートを続けていきたいと思いますので、引き続き皆様のご協力、ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。　

修造チャレンジ
松岡 修造