テニスの未来を本気で育てる！修造チャレンジ

キャンプを終えて

今年最後となる合宿は、12歳以下の選手を対象に千葉県柏市の吉田記念テニス研修センターで実施しました。今回はオーストラリアテニス協会と連携して、オーストラリアから2名の選手を招き、日本選手13名、計15名により行いました。

合宿のテーマは「基本気」。基本は、特にこの12歳以下の年代では最も大切で、この基本があってはじめて個性が生まれてきます。そして、この“基本”をしっかり学んでいくと、それはやがて自分にしかできない”本気”テニスにつながっていく、将来世界のトップ選手となる道が開けていくのです。10年後に世界トップの舞台で戦えるようになるために、今から世界基準の基本の技術を身につけ、日々のウォームアップ、トレーニング、クールダウン、ストレッチや身体のケアを習慣づけることがとても大切です。また、この年代では常に“チャレンジ”することを恐れないこと。新しいことにチャレンジして、たとえ上手くいかなくても、それは失敗ではなく、上達するためのプロセスであると理解し、常に“チャレンジ”を心がけてほしいと思います。

今回は、2名のオーストラリア選手、そしてその引率コーチとして、グランドスラム大会のダブルスで優勝の実績を持つSandon Stolleコーチが参加してくれたことも、選手たちにとって良い刺激となりました。将来世界の舞台で戦うためには、海外で出会った人々と良いコミュニケーションを取ることが必須となります。選手たちには今からそのことを意識して、コミュニケーション力を高めてもらいたいと思います。

夕食後のミーティングでは、様々な角度から将来世界のトップレベルとなるために必要なことを各分野の専門スタッフと共に伝えました。選手たちには、大きな夢を持ち、その夢の実現のためには何が必要かを常に考えて日々を過ごし、一人でも多くの選手がその夢を掴み取ってくれることを願って止みません。

今後も選手のさらなる強化のために、微力ながらサポートを続けていきたいと思いますので、引き続き皆様のご協力、ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

修造チャレンジ
松岡 修造