テニスの未来を本気で育てる！修造チャレンジ

2021年9月キャンプレポート

今年4月の14歳以下の合宿に続き、今回は12歳以下の選手を対象とした合宿を行いました。

いままでは6月頃に東日本、西日本に分けて各々20名ずつ、計40名を対象として実施していましたが、今回は新型コロナウイルス感染防止対策もあって少人数での開催。

選手は5月の全国選抜ジュニア、8月の全国小学生、全日本テニスジュニアの3大会の選手のプレーぶりを確認しながら13名を選抜しての合宿となりました。

実施前から実施後までの体調チェック、直前のPCR検査、初日の会場入り時の抗原検査に加え、常に消毒、除菌、ソーシャルディスタンスを心掛け、食事は全てホテルの自室で一人でとるなど、徹底した感染防止対策を施した上で実施し、無事に合宿を終えることが出来、12歳以下の合宿は全選手が初めての参加（1名のみ2019年に10歳で参加）となり、最初は緊張した表情のジュニアたちも、合宿が進むにつれ、徐々に本来の姿が見られるようになりました。

事前のアンケートではほとんどの選手が将来グランドスラムで優勝したい、世界No.1になりたい、と書いていましたが、その夢に少しでも近づくためにはこの年代で世界標準となる基本的な技術を身に着け、また、心・技・体のすべてにおいて高い意識を持って日々を過ごすことが重要だということをジュニアたちに伝えていきました。彼らにとっては心身ともにタフで濃密な4日間だったと思います。

4月のジュニアキャンプ同様、制約が多い中での実施となりましたが、4日間を通して選手たちは全力を尽くして学び、その意識を含め、以前より一段レベルアップしたと確信できる合宿でした。

まだまだ日常には戻れず思うような練習や試合も出来ない日々が続くかと思いますが、参加したジュニアたちが最初に掲げた夢が小さくならないように、大きな夢の実現に少しでも近づけるよう、サポートを続けていきます！

松岡 修造