テニスの未来を本気で育てる！修造チャレンジ

2017年9月後半、ジュニア男子選手18名による強化合宿を、荏原湘南スポーツセンター（藤沢）にて開催しました。今回は先の全米オープンジュニア男子シングルスでベスト8となった田島尚輝をはじめ、11～17歳以下の全世代の中から選抜された選手が参加、天候に左右されないインドアコートにて充実した4日間の合宿を実施することができました。

このキャンプには今年からすべての修造チャレンジキャンプで指導してくれることとなったボブ・ブレットコーチ、ジュニアデビスカップ代表監督の岩本功コーチ、そして14歳以下代表監督として、またNTC専任コーチとして年間を通して選手の強化を担う櫻井準人コーチ、メンタル、フィジカルの専門スタッフも参加し、将来世界で通用するために今何を伝えれば良いか、意見交換を行いながら、指導にあたりました。

キャンプを通して選手たちには、基本的な技術が大切であること、ボールを打つ際に今の状況を常に考え、意図のあるボールを打つこと、そして、理想のテニスを実現するためには強いフィジカルとメンタルが不可欠であることを伝えました。 キャンプ3日目には、昨年の全日本選手権で優勝、現在は世界のトップを目指してチャレンジを続ける綿貫陽介選手が楽天オープンに向け練習に参加、他のジュニア選手たちに大いに刺激を与えてくれました。

世界の舞台では錦織選手に続き、西岡良仁選手、杉田祐一選手といった決して体格に恵まれているわけではない選手たちが世界のトップレベルで活躍していることも、選手たちには大きな励みになっています。 ジュニア選手たちには近い将来、彼らに追いつき、追い越し、そして自分たちの大きな夢を実現してくれることを願ってやみません。

松岡修造