テニスの未来を本気で育てる!修造チャレンジ

2013年11月キャンプレポート

2013年11月5日(火)~8日(金)の4日間、今年最後の修造チャレンジキャンプを6月に続き、山梨県須玉のクラブヴェルデで実施しました。

今回は12歳以下の選手のみを全国から選出、9月のキャンプに参加した4名以外はすべて初参加となる計19名により実施。雨天も1日ありましたが、インドアや会議室を効率よく使うことが出来、充実した4日間の合宿となりました。

今回のテーマは、「自分のテニスをみつける」。選手によって得意なショットやプレースタイルがあるはずですが、そのことを自分でよくわかっていないジュニア選手が多い様に思います。もちろん基本ができた上での話ですが、将来、世界で戦って行くためには、「自分のテニスはこれだ!」という自分の強みを見つけ、選手が各自の武器を身に着けて欲しいと思います。

夕食後のミーティングでは、自分の考えを相手にしっかり伝えるトレーニングを徹底して行いました。以前の12歳であれば、「世界一になりたいです!」と皆言ったものですが、今回の集合時のミーティングの際には、「世界で活躍できればいいなぁ」といったレベルのことしか言わない選手がほとんどでした。遠慮していたのかもしれませんが、この年齢であれば、大きな夢を持っているのは当たり前ですし、自分の思っていることを相手にしっかりと伝えることが、自分をしっかり表現することがテニスの成長につながって行くと確信しています。
そして、怪我をしないための体作りや、フィジカル面の強化の大切さ、世界で戦うための心の準備などを、各分野のエキスパートに協力していただきながら、様々なプログラムを用いて選手たちに伝えました。

前日の雨もあがり、快晴となった最終日に実施した練習試合では、選手たちはキャンプで学んだことを最大限にコートで表現してくれました。

そして、最後に1名ずつ行ったスピーチでは、しっかりと自分の感じたことや目標を皆の前で話すことができるようになり、最初のミーティングとは見違えるような、頼もしい選手へと生まれ変わった姿をみせてくれました。選手たちには、この気持ちを忘れずに、今後自分のクラブへ帰っても、大きな夢に向かって努力を続けて欲しいと思います。

これからも微力ながらジュニア選手たちのためにスタッフと共に合宿を行ってまいりますので、今後とも皆様のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

松岡修造

概要

主催修造チャレンジ
共催公益財団法人日本テニス協会
協賛ミズノ株式会社/株式会社エアウィーヴ ホールディングス
後援公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団
開催日時2013年11月5日(火)~8日(金)
開催場所クラブヴェルデ
山梨県北杜市須玉町若神子
内容松岡修造と修造チャレンジスタッフによる合宿練習会を実施
対象12才以下の男子ジュニア選手19名
参加スタッフ松岡修造(ディレクター)、櫻井隼人(コーチ)、佐藤雅幸(メンタル)、佐藤雅弘(フィジカル)、山下且義(ボディケア)、田中伸明(メンタル)、森田武比古(サポートコーチ)、渡部健介(サポートコーチ)

キャンプ参加選手

11月5日(火)~8日(金)松下 龍馬/横田 大夢/齋藤 惠佑/吉野 郁哉/福永 公平/三宅 悠介/丸山 隼弥/坂川 広樹/池田 朋弥/赤西 大樹/田中 瑛大/平野 太陽/小坂 祐生/築山 柊哉/宮脇 大志/小林 拓夢/小柴 遼太郎/稲田 幸一郎/藤川 侑志郎