テニスの未来を本気で育てる!修造チャレンジ

2019年3月キャンプレポート

2019年3月、ジュニア男子選手16名による強化合宿を、味の素ナショナルトレーニングセンターにて開催。この合宿は、直後に行われる14歳以下の国別対抗戦であるワールドジュニアアジア予選の代表選手を含む14歳以下の選手を中心に、計16名の選手を対象に行いました。

コート上では14歳以下の選手がハードコート、13歳に以下の選手がレッドクレーコートと2グループに分けてプログラムを進行、将来、世界のトップで勝つために必要な基本のテクニック、戦術について、様々なドリルを用いながら指導にあたりました。
また、現役時代はダブルスの名手として世界のツアーで活躍、現在はデビスカップ日本代表チームのコーチを務めるトーマス嶋田コーチがダブルスに必要なテクニックや有効な戦術についての指導は、ジュニアたちにとって貴重な時間となりました。

毎回実施している、他競技を経験する“クロストレーニング”では、今回はレスリングの練習場で、トレーニングや基本的な技を体験。夜のミーティングでは、各方面のご協力を得て、連日会議室で充実したプログラムを実施することができました。
JOC強化本部のスタッフである上田大介氏からは、最近問題となっているソーシャルメディアについて、使用方法を誤ると選手生命に影響が及ぶほど危険なツールであることを選手たちに伝えてもらいましたが、これはジュニアたちだけに限ったことではなく、僕らスタッフも大変勉強になったレクチャーでした。

ボブスレー女子日本代表として2回のオリンピック出場経験を持つ桧野真奈美さんは、多くの困難を乗り越えてオリンピックに出場に至った貴重な経験談をお話しいただきました。また、つくば言語技術教育研究所所長の三森ゆりか先生には、自分の考えを正しく言葉にして相手に伝える方法を伝えていただきました。
日本代表として世界の頂点を目指す選手たちが集うこの施設で練習することで、選手たちは大きな刺激を受けたと思います。選手それぞれの心構え、覚悟、そういったことを意識し、日本代表としての誇りをもって世界に挑んで欲しいと思います。

松岡 修造

概要

主催公益財団法人日本テニス協会
協賛ミズノ株式会社/株式会社エアウィーヴ ホールディングス
後援公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団
開催日時2019年3月5日(火)~3月8日(金)3泊4日
内容松岡修造と修造チャレンジスタッフによる合宿練習会を実施
対象松岡修造とJTAナショナルチームに選抜された、14歳以下の男子ジュニア選手16名
参加スタッフ松岡修造(ディレクター)/ボブ・ブレット(コーチ)/櫻井準人(コーチ)/岩本功(コーチ)/佐藤雅幸(メンタル)/佐藤雅弘(フィジカル)/山下且義(ボディケア)/田中伸明(メンタル)

以下サポートスタッフ
森田竹比古・渡邉隼・宇井啓・大廹幸輝・勝見志津(コーチ)
開催場所味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)
サーフェス:ハード・レッドクレー(インドア)

キャンプ参加選手

3月5日~3月8日眞田将吾/中島暁/前田優/坂本健英/松岡隼/坂本日色/山本夏生/服部伶矢/間宮友稀(6日から参加)/小柳遥人/本田尚也/前田透空/富田悠太/若松泰地/宮里琉星/浅田紘輔/武藤守生(初日のみ参加)