テニスの未来を本気で育てる!修造チャレンジ

2015年6月キャンプレポート

 2015年6月9日(火)~12日(金)の4日間、山梨のクラブヴェルデで12歳以下のキャンプを行い、全国から18名の選手が参加しました。

今回の合宿のテーマは「イメージを持つ」。自分が将来どうなりたいかを想像し、その夢を実現するために正しいイメージを思い描く。コーチや親から言われたことではなく、自分自身が心から達成したい将来の姿をしっかりイメージすることが大切なのです。

世界を目指すスタート段階であるこの年代の選手たちには、このキャンプ中、オンコートの練習に加え、夜は会議室でのミーティングの中で、様々なプログラムを通して、目先の勝利だけを追い求めず、心・技・体をバランス良く発育させることが大切であることを伝えて行きました。

オンコートのスタートは全員のプレーをチェックするために、コート別に種目を変えてテスト形式の練習を実施。その後は将来世界で戦うためには欠かせない基本的な技術を様々なドリルやワンオンワンの練習を通して伝えると共に、ゲーム形式の練習の中では、常に状況を考え、ポジションやショットの選択を正しく出来るよう、徹底して選手たちに指導しました。

今回は一部雨の影響でスケジュール変更もありましたが、施設のスタッフの皆様が懸命にコート整備をしてくださったおかげでインドアコートを使用するまでには至らず、充実したプログラムを実施することができました。

夜のミーティングでは、ワールドジュニア(14歳以下のチーム戦)日本代表監督でNTC専任コーチの櫻井コーチや、ジュニアデビスカップ(16歳以下のチーム戦)日本代表監督の岩本コーチがアジア予選で感じたことを選手たちに伝え、また、将来世界ツアーを転戦する中で必要となってくるコミュニケーション力や自己表現力を高めるプログラムを実施。そして、常に最高のパフォーマンスを引き出し、また、ケガを未然に防ぐために、フィジカルトレーニングやボディケアがいかに重要であるかなどを、各部門の経験豊富なスタッフが丁寧に選手たちに伝えて行きました。

参加した選手たちには、正しい「イメージ」をしっかり持って、ここで学んだことを日々実践し、自分の夢の達成に向けて成長してくれることを心から願っています。

これからも微力ながらジュニア選手たちのためにスタッフと共に合宿を行ってまいりますので、今後とも皆様のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 

松岡修造

概要

主催公益財団法人日本テニス協会
協賛ミズノ株式会社/株式会社エアウィーヴ ホールディングス
後援公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団
開催日時2015年6月9日(日)~12日(金)
開催場所クラブヴェルデ
山梨県北杜市須玉町若神子2852-7
内容松岡修造と修造チャレンジスタッフによる合宿練習会を実施
対象松岡修造とJTAナショナルチームに選抜された、12歳以下の男子ジュニア選手18名
参加スタッフ松岡修造(ディレクター)、櫻井準人(コーチ)、岩本功(コーチ)、佐藤雅幸(メンタル)、佐藤雅弘(フィジカル)、山下且義(ボディケア)、田中伸明(メンタル)、森田武比古(サポートコーチ)、植田雄章(アシスタントコーチ)

キャンプ参加選手

2015年6月9日(日)~12日(金)下天摩 輝/菅谷 優作/田中 佑/山田 倫太朗/望月 慎太郎/上野山 大洋/細川 暖生/飯田 康介/中村 健太/井上 玄意/南 颯汰/ジョーンズ怜音/末岡 大和/新出 悠月/磯村 志/塚原 歩己/大島 望/金田 諒太